【こども技研の日記】オブジェクト指向のプログラミングを、アートな視点からプログラミングだと知らないでプログラミングしてる話 NEW

 この日は、Hoshi研究員がiPadを渡されて2日目でした。
 初日でiPadの中のアプリを全て触ってみる予定でしたが、うれしいことにかなり深入りしてくれたので時間が足りませんでした。
 今回のこども技研の日常は、その2日目の日に、FINDER研究員(所長の私)が、「Hoshiはこんなの好きなんじゃないかな?」と勝手にワクワクしていた(笑)アプリを使ってもらった時のお話です。

プログラミング学習用アプリ、スプリンギンでプログラミング中の画面
スプリンギンでは、動かしたいものをまずこうして描きます

 使ってもらったのは、スプリンギン(Springin’)というアプリです。自分で描いた絵に、アイコンで「しくみ」を乗せていく道具です。

 「これを押すと、あっちが動く」  「ぶつかったら、跳ね返る」

 ひとつひとつのアイテムに、下の画像のように設定していきます。

たくさん並んだアイコンが「どう動作させるか」をあらわしています。
緑色になってるものが選ばれています。

 この「動作させたいものをつくる」、それに対して「このような時に行動ささせる」と、設定していくことは、実は専門用語で言うと「『オブジェクト指向』のプログラミング」そのものなんです。

 プログラムって、文字でズラーっと書かれているのを想像されると思いますが、それはいろんな指定を文字でするだけであって、それをアイコンで置き換えても、やること自体は同じです。
 だから、Hoshi研究員がしていることは、実はプログラミングそのものなのです。

 だけど、研究員自身はプログラミングをしているつもりなんて、これっぽっちもありません。笑

 「こうなれば面白いかも」という直感に従って、アイコンを選び、しくみをこねくり回す。再生ボタンを押して、予想外の動きに「あ!」と笑う。
 「プログラミングを学ぶ」のではなく、感性が主導のアートな視点のまま、気づけば「しくみ」を紡いでいるのです。

 だけど、少し「こうしたい!」という気持ちが出てくれば、そこには論理的な思考が必要になります。

 Hoshi研究員もそこで少し戸惑いましたが、こどもらしく、楽しいところをどんどん試して90分の間に使い込んでいきました。
 そうしてタイムアップの頃の状態がこちらです。動画でどうぞ。

いつのまにか、音までつけてました。この音も「自作」です。笑

 この一つ一つの画像に、ひとつひとつ青や紫のアイテムに、オブジェクト指向のプログラミング的な要素が設定されています。

 初めてさわって、たった90分でここまでできるなんて、なんて素敵なことでしょう。
 こどもの吸収力や発想はなんて豊かなことでしょう。

 私は特別なことは何も教えていません。
 「失敗なんてないから、色々どんどん試して!^^」というだけです。
 だけど、研究員の、試行錯誤を繰り返して進めていく、その指先は確かな「構造」を捉えているように見えました。

 このアプリは「Springin’(スプリンギン)」といいます。
 単純に遊べるのですが、凝ったことをしようとすると、本気で取り組むことができる奥の深いアプリです。

 こども技研では、Springin’をガチでやっているわけではなく、研究員が気が向いたらする程度なのですが、色々と面白いです。

 大人の研究員は、教えるのではなく、ただ見守ります。
 大人の役目は、まず「環境づくり」次に「見守り」だと考えているからです。

 夢中で試行錯誤している時間は、その子の知性が一番伸びている時だと思います
 そのリズムを崩さないよう静かに寄り添い、こども自身が手助けが欲しいと感じた時に、そっと手を差し伸べるのが大人の役目。

 こども技研の日常は、そんな日常です。
 大人の役割はある意味、「教えたいのを我慢すること」かもしれません。笑

 そんな日常の中から、また新しい「素敵な日常」が生まれるのを、楽しみにしています。

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 兵庫県小野市で小学生向けSTEM教室を運営している「こども技研」のブログです。
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この記事を書いた人
こども技研 所長 FINDER

兵庫県小野市のSTEM教室、こども技研の所長です。身近な自然と子供たちの笑顔が好きな技術屋兼写真家です。明るく楽しい時間が好きです。

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