こども技研のウェブサイトをリニューアルしました。
デザインやレイアウトの変更よりも、今回はシステム全体の見直しが中心です。
開所から数ヶ月のこの間にいろんなことを現場で学びました。
私たち世代がもつ学校教育のイメージと、現代の学校教育は大きく異なっています。
多くは、こどもたちの負担が激増しているということです。
負担は増えても1日は24時間しかなく、学校は1日6コマしかありません。
教科は増え続けてるだけで、減ることはないのに。
これらの状況で、各所に無理が来ていることが、知識としてではなく経験として理解できました。
これらの歪みは、「何でもかんでも覚える」ということにも、根本のひとつの原因があるように感じています。
「丸暗記」ではなく「仕組みを理解し、そこから広げる」のであれば、もっと負担は減るはずなのです。
言い方はきついですが、今の教育は「理解できないこどものために丸暗記させる」なのです。
「理解できる」=「考える力がある」です。
「考える力を伸ばす」ということは、とても難しいことです。丸暗記させる方がずっと簡単です。
だけど、「丸暗記させる?」いやいやその前に、「考える能力を伸ばすために、大人が努力する必要があるのではないか?」なのです。
大人が大人、例えば新卒の新入社員を育てる時、作業を丸暗記させたりしません。
きちんとした会社なら、必ず理由や目的を説明しながら指導します。
理由は簡単です。丸暗記させると「それしかできない社員」になるからです。
だけど、教育の現場で、大人は子供にそうしている。
(正確にいうと、文部科学省が定める「学習指導要領」という全国共通のルールがあり、現場の先生たちもその枠の中で動かざるを得ないのです)
今回のリニューアルでは、「より自由に学ぶ」、「算数・数学等の基礎に『楽しく』取り組む」ことを重視して、システムを大きく変更しています。
また中学生対象を大きく広げています。
簡単にまとめると、
- STEMラボ系クラスの固定曜日から予約制への変更
- 科学から入るゼミ型の数英クラスの創設
- 昼間も通えるクラスの創設
があります。
どこが変わったかを説明するよりも、実際に見ていただくのがいちばん早いと思います。
新しいこども技研を、ぜひのぞいてみてください。


