
小学2年生の研究員LIENと、この日はプログラミングロボットで遊びました。
「と」と書きましたが、所長の私のすることは「こんなことできるよ」と伝えるだけで、あとはLIENが想像を膨らませて遊びます。
はじめは、前回やったことを思い出すように動かしていました。
ひととおり終わったかなと思ったところで、「コーディーくん(プログラミングロボットの名前)って、色の違いがわかるんよ」と伝えました。
色の違いは、Scratch(スクラッチ)というこども向けのプログラミング言語のカテゴリー、「センサー」の中にあるブロックをつかいます。
スクラッチは小学校高学年を想定して作られていると思います。2年生のLIENでは、読めない漢字がたくさんあります。
だから一緒に読みながら、色のセンサーのブロックの使い方を伝えました。
そのあと、私は上の画像の右側にある、線が細い方の紙をわたしました。
LIENは、さっそくその紙を広げて、「色の上に来たら音を出す」などの簡単なプログラムを書いていました。
そんな中で気がつきました。
「ちょっと線が細いみたい。もっと太い方がよさそう」
そう言われたので、もうひとつの長方形で色分けをした紙を作って渡しました。
こちらには満足して、いろいろとさわっていましたが、また言いました。
「色によって、動いたり動かなかったりする?!」
ロボットは、光を反射させて何色かを判断しています。色によって違いがあるのは、大人にとってはごく自然に想像できることです。
だけど、こどもがそのことに自力で気がつくということは、とっても素晴らしいことだと思います。
正直言って、小学2年生が、ごく短い時間で、そんなところまで気がつくとは思ってもいませんでした。
大人が機会を与えれば、伸びる芽があります。
毎回毎回、私の方が学ばせてもらっているこども技研の日常です。(*^^*)
追記
途中、センサーの割り込み処理とか、かなり専門的な話もしたのですが、ほとんどの読者のかたは『???』となりますので省きました。低学年にも容赦のない、こども技研です。m(__)m
※「割込み処理」とは、ある動きをさせている途中に、他のトリガーによって動作を割り込ませることをいいます。
Codeyのキーワード検索でこのページへ来られた方のために補足しておきます。走行時間を指定した走行中は、センサー処理を書いていても、割込み処理は行なっていないようです。完全にシーケンスで進んでいます。