Endeavour(STEM探究)+学習の総合コース

こども技研のカッシーニで扱う数学は、「数学ナビ – 算数から数学まで –」の考え方を基本にしています。

数学・英語の学習と、STEMの探究活動。それぞれを120分のなかで本格的に取り組むクラスです

カッシーニとは?

 Cassini(カッシーニ)は探究活動好きなことを楽しみながら、将来の自分が歩きたい道を、自分の力で切り開いていくクラスです。

 ガリレオでは結果より過程を大切にしていましたが、カッシーニでは過程も結果も見つめていきます。
 それは「学校の成績のせいでなりたいものになれない」を避けたいからです。

 そのためには定期テスト対策も行います。
 必要な「学力の基礎体力」を育て、実力テストの点が取れるような本質的な力を伸ばすことがこのクラスの本質です。


 数学や英語はつまづきやすい科目ですが、高校で理系に進みたい、または文系でも国公立大学を目指すなら、どちらの教科も避けては通れません。

 数学は、解き方を暗記するのではなく、なぜそうなるのかを理解することを大切にします。そのうえで、解法のパターンも身につけていきます。
 英語は、単語・文法・読解を地道に積み上げる、量をこなすトレーニングです。
 どちらも逃げずにやり切る勇気と根気を持って欲しいと考えています。

好きなことで生きていくために

 お子さんが将来なりたいものを、学校の成績で諦めてほしくない。カッシーニはその一心で作ったクラスです。

 日本では、理系に進む子と文系に進む子の分かれ目はほぼ一つです。
 文理選択は高校1年の終盤が多いので、「中学生の頃に数学が得意か、苦手か」、それだけで将来の選択肢が大きく変わってしまうのです。

 さらに深刻なのは、科学が数学で篩(ふるい)にかけられることです。
 生き物博士だったこどもも、花博士だったこどもも、数学ができなければ理系には進むことは難しくなります。
 科学への情熱と数学の成績は本来別物なのに、日本ではセットで判断されてしまうのです。

 海外のドキュメンタリーを見ていると、研究者やエンジニアが自分の専門分野を嬉しそうに語る場面によく出会います。
 彼ら、彼女たちに共通しているのは、幼少期〜10代にかけて、たくさんの「やってみたい」と思える体験をしていることです。

 こども技研がSTEMの探究活動にこだわるのはそのためです。
 たくさんの「やってみたい」と思える体験に触れ続ける時間を守りたい。

 だからカッシーニは、探究と学習を並行して行います。
 好きなことを探究する時間と、数学・英語をしっかり積み上げる学習の時間。
 小学校よりも教科の専門化が進む中学校では、小学生部門のガリレオのようにこの二つが直接つながらなくなっていきます。
 だけど、両方やる。
 好きなことで生きていくために、今やるべきことがある。
 その現実と正直に向き合うクラスです。

対象

  • 中学生全般を対象とします。
  • こども技研のDiscovery、Galileoの卒業生優先です。
  • 高校生は当クラスから進級する中学生限定です。
  • 新規入塾の方は、入所審査・学力審査があります。

異なる学年が一緒に学ぶ理由

── 6学年が共に学ぶゼミスタイル

 大学で研究室に所属すると、学部生、マスター、ドクター、教授、助教らと一緒に学ぶことになります。
 学校によって形は違いますが、立場が違う人たちが一緒に学びます。このスタイルを取り入れています。

 Cassini では、中学7〜9年生(1〜3年生)、さらには高校生が同じ空間で学びます。
 学年が違っても、「科学が好き」という共通のテーマを持ち、それぞれのレベルに合わせて自分で進めるスタイルです。

 この混成ゼミを支えるのが、大人のファシリテーター(進行・調整役)です。
 生徒どうしの学び合いが自然に続くよう、テーマをつなぎ、場の温度を整えます。

① 自分でスケジュールと内容を決める

 その日に何を学ぶか、どのくらいの時間をかけるかは、自分で決めます。
 ただし行き当たりばったりではなく、あらかじめスタッフと相談しながら学習計画を立てておきます。
 自分で決めたことをやり切る。その繰り返しが自走する力を育てます。

② 学年を超えて、しくみを理解する

 数学も英語も、学年を超えて通じる「理屈」があります。式の成り立ちや文の構造など、考え方そのものは共通です。内容や深さは違っても「しくみを理解する」という目的は全員同じです。

③ 教え合いが力を育てる

 Cassini では、教えることも学びの一部です。
 上級生が下級生に説明することで理解が深まり、下級生も「自分もいつか教えられるようになりたい」と刺激を受けます。
 この循環が続くように、ファシリテーターが学年差をつなぎ、全員が成長できる方向へ導きます。

授業スタイルと進め方

 カッシーニの1回は120分です。探究と学習を軸に、その日の状態に合わせて配分を動かします。

 何をするかは、自分で決めます。
 ただし行き当たりばったりではなく、あらかじめスタッフと相談しながら学習計画を立てておきます。
 自分で決めたことをやり切る。その繰り返しが自走する力を育てます。

 講師は1名、定員は少人数です。中学1年生から高校生まで、進度も内容も一人ひとり違います。それがカッシーニの強みです。

❓FAQ(例)

宿題はありますか?

ありません。
こども技研では、こどもの家庭での時間を宿題で奪わない方針です。教室でしっかり考え、家では休んだり家族と過ごしたりする時間を大切にしてほしいと考えています。※くわしい理由は 「こどもの学び方改革」 をご覧ください。

宿題は見てもらえますか?

はい。 
学校の宿題がある場合は、一緒に取り組みます。その日の様子を見ながら、その後の活動内容を決めていきます。

先取り学習をしますか?

行いません。
ただし、こどもの興味が発展し、未来で学ぶことに関わる疑問にまで進んだ場合には、その疑問にはしっかり応えます。
この「興味の発展」は学びの理想であり、その興味に応えることは大人の大切な務めだと考えています。

見学や体験はできますか?

はい、可能です。
ご質問・ご相談はお気軽にこちらからご相談ください

知っておいていただきたいルール

 こども技研では「基礎を大切にする」ことと同じくらい、「環境づくり」を大切にしています。
 そのために各種ルールとマナーを設けています。
 詳しくは「ルールとマナー」をご覧ください。

料金と時間割

 Cassini の料金と時間割については、専用ページにまとめています。
 くわしくは下記をご覧ください。

料金と時間割の詳細はこちら

教室名の由来

 Cassini(カッシーニ)は、NASAの土星探査機の名前です。
 この探査機は、土星とその衛星タイタンの謎を長年かけて解明しました。

 カッシーニは1997年10月に打ち上げられて、その後、7年かけて2004年に土星に到達しました。

 当初は、2008年までの4年間が、カッシーニの運用期間(計画寿命と言います)でした。
 しかし彼は予定より9年も長く、2017年まで活躍し、衛星エンケラドスの地下の海、タイタンのメタンの湖などの新発見をもたらしました。

 彼の最後のミッションは「グランドファイナル」と名付けられました。

 カッシーニは燃料が尽きかけていたため、地球外生命体の可能性がある衛星(エンケラドゥスやタイタン)への衝突を避けるため、コントロールが効くうちに、土星に突入させる必要があったのです。
 ただ突入するだけでなく、最後まで新たな観測データを収集する有意義なミッションとして設計されたのがこの「グランドフィナーレ」です。

 カッシーニは、「土星とリングの隙間」を何度も通過しました。そしてたくさんの貴重なデータと映像を地球へ送りました。
 そして最後は、土星の大気へ突入し、自らを摩擦熱で燃やし尽くしました。
 計画寿命を大きく上回り、多大な貢献をしたカッシーニのプロジェクトは、たくさんの宇宙計画の中でも最も成功したひとつだと思います。

 Cassini は、挑戦しながらたくさんの発見を届けてくれた土星探査機の名前です。
 何かを見つける楽しさ、やってみる面白さを忘れずに進んでいく、そんなクラスであってほしいと、この名前をつけました。
 

カッシーニ撮影の土星 出典 NASA

こども技研の理想の形

 こども技研は、「学びの楽しさと、一人で学ぶ方法を知るための場所」として作りました。
 だから、こども技研としての理想の形は、「楽しさと学び方を習得して、早くこども技研を卒業する」ことです。

 「どっちも身についたけど、ここにいると楽しいから続けたい」
 そう思ってくれるようになれたら、うれしいです。