M1 MBAを職業カメラマンが
3ヶ月使ってみてレビュー
M1版のmacbookair 13inchを購入して3ヶ月が過ぎました。
当初は業務使用は難しい状態でしたが、各社のアップデートがでてきて、業務の中で困ることがない程度になってきたのでレビューします。
主にカメラマン、web制作の視点です。macがメインですがwindowsマシンも併用しています。
写真業務で使えなかった最大の理由
カメラマンとして写真業務の仕事には使えなかった最大の理由が、ディスプレイのキャリブレーションができなかったことです。いい加減な調整のモニターでは、正確な写真の補正はできません。
他にもslack、vscode、FTPソフトなど、未対応だったり動作不安定なものがあり、業務では使えませんでした。
そのため、当初は新しいOS、bigsurに馴染むため程度の使用でした。
i1displayProが対応したのでm1Macを使い始めてみた
使用しているEIZOのディスプレイのハードウェアキャリブレーションのソフトはまだ未対応ですが、i1displayProがsilicon Macに対応したのでソフトウェアキャリブレーションは行えるようになりました。
i1displayPro付属のソフトi1plofilerでモニター調整後、プリンター出力、プロラボでのプリントを試して実使用に問題のないことがわかったので、最初は写真の補正とデータの管理のみに限定して、m1 macbookairを使い始めました。
adobe Lightroomの使用感
apple silicon のMBAを使用するまで、2015MBP13inch8GBとi5クワッドコアのiMac16GBを使っていました。
上記2台でも、現像画面での調整作業においてはさほど不満はありませんでしたが、まとめて数百枚をJPGに書き出す時間の長さがネックでした。
ですが実際にm1macで使ってみると、今まで不満に感じていなかった作業が、ずっと早くなることに気がつきました。
MailやSafariといったソフトが一瞬で起動します。一瞬は比喩ではなく文字通りです。ダブルクリックの2回めのタッチが戻ると起動完了するレベルです。ヤバいです。intel macには戻れなさそうな予感でした。
Lightroomでも『早い』という感覚は同じでした。現像モードでバーをスライドさせた際の反応も、よりリニアになり、今まではタイムラグがあったことに気がつきました。高画素の処理でも、もたつきがありません。
現像処理は圧巻です。処理の重いノイズ除去を入れても、今までよりも早い時間で終了します。また、これまでは出力中は動作が重くなるため、そのmacは出力完了まで放置状態でしたが、m1macでは出力処理中に他の作業ができるようになりました。
M1 MACでLIghtroom まとめ
まとめると、Lightroomに関してはm1 Macbookair 13inch メモリー16GBで全く不満はなく、intel macに戻る必要は無いです。いえ、まったく戻りたくない!
使用しているカメラも変わってきているため、現像出力時間の直接の比較はできません。
画素数があがっているのでより遅くなるはずですが、より早くなっています。
ThinkPadX1 Extreme 2018 i7-8750H 16GB GTX-1050Tiも所有していますが、m1 MBAの方が確実に早く快適です。参考までに。