幼少期の私を自然科学好きに導いてくれた出会いの順に

学研の科学 学研

 私が幼児の頃、母が学研のおばちゃん(学研の「科学」と「学習」を毎月各家庭に配達するパートさんのことをこう呼んでいました)でした。
 折り目をつけたらあかんでと言われながら写真を見た本が、私の理科への入り口でした。 

 母が学研のおばちゃんをやめた後も、そのまま私のために定期購読してくれました。
 おもしろい読み物が、楽しい付録とともに毎月届くのは、当時の私にとって夢のようでした。

 成績に直結することが求められる現在では、このような媒体はもうむずかしいのでしょうか。
 私は学校は結果を競うものではなく、学び方を学ぶ場所だと考えています。
 点数が支配する成績社会になり、こうした出版物がなくなってしまったことがとても残念です。

子供の科学 誠文堂新光社

 夏休み、冬休みなどに、祖父のもとを訪れるといつも子供の科学がありました。
 きっと私のために買ってくれていたのだと思います。
 子供の科学はどのページもわくわくすることでいっぱいでした。
 読者投稿の発明コーナーなどもあり、自身でなにか作りたいなといっぱい感じさせてくれる雑誌でした。

 大人になってからも技術書や電気系の趣味、そして図鑑など、誠文堂新光社さんはとても馴染みのある出版社です。一方的ですが。(笑)
 これからも子どもたちの興味を掻き立てる本を出版してください。

理科の教科書 啓林館

 小学校に入ってからは理科の教科書です。毎年手に入れると、授業が始まるまでに家で完読していたと思います。
 私の小学生時代の理科の教科書は啓林館でした。
 現在、啓林館様の理科の教科書の写真を撮影させて頂くようになったのは深いご縁を感じます。