
こども技研は、いわゆる「教える教室」ではありません。
答えを先に示し、正解へ導くことよりも、子ども自身が問いを持ち、試し、考え、記録していく過程を大切にしています。
私たちが向き合っているのは、目先の成績や技能だけではありません。
「学ぶとはどういうことか」「自分で考えるとはどういう感覚なのか」。
その土台を、時間をかけて耕していく場所です。
だからこそ、こども技研では学びを「探究」と呼び、子どもたちを「生徒」ではなく「研究員」と呼んでいます。
大人は前に立って教える存在ではなく、そばで環境を整え、必要なときに道を照らす存在でありたいと考えています。
こども技研が大切にしている三つの視点
学びは、与えられるものではなく、育つもの
こども技研では、知識の先取りや詰め込みを目的にしていません。
最初にあるのは「なぜだろう」「やってみたい」という小さな問いです。
問いがあれば、調べ、試し、失敗し、また考える。
その過程で必要になった知識を、自分の力で取りに行く。
この順番こそが、本来の学びの姿だと考えています。
結果よりも過程を重視し、評価よりも記録を大切にする。
それが、こども技研の基本姿勢です。
子どもは、生徒ではなく研究員
こども技研では、子どもたちを「研究員」と呼びます。
これは特別な言葉遊びではありません。
研究員とは、自分でテーマを持ち、自分の手で確かめ、考えたことを言葉や形で残していく存在です。
誰かにやらされるのではなく、自分の意思で進む。
その姿勢を大切にしたいからこそ、この呼び方を使っています。
研究員には、自由があります。
同時に、自分で考える責任もあります。
その両方を、少しずつ身につけていくことを目指しています。
大人は、教える人ではなく道案内人
こども技研における大人の役割は、「正解を教えること」ではありません。
子どもが安心して試せる環境を整え、考える時間を守ることです。
失敗しそうなときに、すぐに答えを出さない。
遠回りに見えても、本人が気づく瞬間を待つ。
必要なときにだけ、少し先を照らす。
教えすぎないことは、放任とは違います。
見守りながら、学びの土台を支える。
それが、こども技研の考える「大人の関わり方」です。
より詳しく知りたい方へ
ここまでお読みいただき、もう少し詳しく知りたいと感じられた方のために、以下のページをご用意しています。
それぞれ、こども技研の考え方を別の角度から丁寧に言葉にしたものです。
気になるところから、お読みください。
