入所前に知っておいていただきたいこと

こども技研は、子どもたちの“やってみたい”を尊重し、探究を通じて学ぶラボ型の教室です。

入所前に知っておいていただきたい考え方をまとめました。

いわゆる塾とは違います

学校の勉強も学ぶけれど

 こども技研は、学校の勉強も学びますが、一般的な塾とは違います。

 社会に出たら、家族を持ったら、『答えのわからないものの答えを、自分の力で導き出し、最善な答えであると決断して、自分を信じて、自分で行動しなければなりません』。

大切にしているのは「興味から始まる学び」

 だからこども技研では、

『学問の本質である「興味を持ち」「考えて」「確かめて」「理解する」ことを、子どもたち自身の好奇心の力で進めること』

をメインテーマにしています。それが本当の実力、人間力の形成につながると考えています。

こども技研の目線は、人生のずっと先にあります

 人間力があれば誰かの役に立つことができます。誰かの役に立つことができれば、自分の居場所ができます。
 つきつめれば人生における幸せとは「心地よい自分の居場所があるかどうか」ではないかと、思うのです。
 こども技研は、

『理系なことが好きな子どもたちが、好きで得意なことを活かして、自分の居場所を作ることができる人生になればいいなあ、そのためには小さい頃にこんなことをしていたらいいなあ』

そんなことを考えて創立しました。

 こども技研は、強いて言うと寺子屋だと思います。
 学生時代のテストや成績を最重要視する、いわゆる塾ではないことをご理解ください。
 こども技研の目線は人生のずっと先にあります。

こどもには個性があり成長の方向も速度も違うということ

得意を伸ばす

 こども技研の方針は「得意を伸ばす」です。
 さらに「こどもの自主性を尊重」します。
 かっこいい言葉を並べましたが、現実的に言い換えると、こども技研の方法は、こどもが「やってみたい!」と思っていないと成立しないということです。

やってみる機会を提供する

 まだ小さいこどもたちは未経験のことがたくさんあります。
 それら未経験のことに対して「やってみたい!」と思うことはできません。
 だから、まずこども技研は「経験する機会」を提供します。

こどもの意思を尊重してください

 だけど、経験した結果、こどもは「やってみたいと感じなかった」という可能性は十分にあります。
「やってみたいと思わない」ことを続けることは好ましくありません。それは例え保護者の方が「やってほしいと願っていても」です。

食欲がないのに食べる事が健康に悪いように、欲望を伴わない勉強はいくらしても、 頭はそれを意味のない事として処理し、記憶にとどまることは無い。

レオナルド・ダ・ヴィンチ Leonardo di ser Piero da Vinci
芸術家, 科学者
1452-1519

 だから、そうした時は「この子には今じゃないのね」と思ってください。

 ひとつのことを「おもしろい!」と思うには、その前に経験しておかないといけないことがあったりします。
 だから「やってみたいと思わなかった」ことは「その時点では」であって、その後もずっとそうなのかはわかりません。
 今この文章をお読みの方にも「こどもの頃は好きでなかったけど今は好き」なことがあったりしませんか?

ほんの一瞬しかないこどもの期間を大切に

 こどもたちのペースはさまざま、どっちへ向かうかもさまざま
 今はやってみたいと思わなくても、いろんな経験のあとでは、その時が来るかもしれません。

 お子様の「今、やってみたいこと」がその子が最もいろんなことを吸収できる道です。どうぞ尊重してあげてください。
 入所試験でもこのことを観察します。
 入所後ももしそう感じることがあったら、保護者の方へ相談します。
 こどもは自分が進みたい方向へ行った方がいいです。
 ほんの一瞬しかない、こどもがこどもでいる期間を大切にしましょう。

 こども技研は、子どもたちが「好き」から始める学びの場所です。
 ご家庭と一緒に、探究の旅を支えていきます。

入所費用を払ってから「やっぱり違う!」ってなると親としてはキビシイですよね。そのために入所審査があり、正式入所の前にも『プレ入所』というシステムをとっています。


方針