Curiosity / Discovery – STEMを楽しむ教室


好奇心が原動力
自分で見つけ、自分でつくる「学びのラボ」

毎回ちがうテーマで、科学やしくみにふれる探究型ラボ。
ものづくり・音・動画・観察など、五感で学ぶスタイルです。

■ STEMとは

 **STEM(ステム)**は、英語で「理系の学び」を意味する言葉です。

 S=Science(科学)T=Technology(技術)E=Engineering(工学)、**M=Math(数学)**の頭文字をとって作られた造語です。

 どれも、身のまわりの「なぜ?」「どうして?」を解き明かし、考えたことを形にしていくために欠かせない力です。

 こども技研の探究チーム Curiosity(キュリオシティ)と Discovery(ディスカバリー)は、そんなSTEMの学びを、子どもたち自身の好奇心を原動力に進めていく場所です。

■ Curiosity, Discoveryについて

 Curiosityは小学1,2年生対象
 初めての「探究の教室」です。
 身の回りのことをきっかけに科学の視点を持ち、理系の世界を広げていきます。

 Discoveryは小学3〜中学9年生対象
 さらにSTEMの世界を広め、より深く楽しみます。
 自分の好奇心を原動力に、学びを進めるクラスです。


 こども技研では「基礎を大切にする」ことと同じくらい、「環境づくり」を大切にしています。
 そのために各種ルールとマナーを設けています。
 詳しくは「ルールとマナー」をご覧ください。

■ 主な特徴

  • Science Technology Engineering Mathのラボです。
  • 一人一台の専用iPadを貸与します。(他の子は使わない専用です。持ち帰り不可)
  • ものづくりで手先を動かすことも重視します。
  • Scratch・ロボット・動画編集など、多彩なツールで年齢に応じた探究をします
  • プログラミングは“目的”ではなく“学びの道具”として活用します
  • 算数・科学・国語など、必要に応じて幅広く横断します
  • 学年を超えて同じ場で学ぶ「探究スタイル」です
  • 豊富な機材を自由に使い、やってみたいことを試せます
  • テキストはありません。自分で考えて進める実践型の学びです。
  • エンジニア経験のあるスタッフが見守り、伴走サポートします。

方針」、「学び方」、「学び方改革」の各ページもご一読ください。


■ 目で見て、手を動かし、納得するまでやってみる

 Curiosity&Discovery では、身のまわりにある“ふしぎ”を、自分の目と手で確かめていきます。
 「なぜ光る?」「どう動く?」「音はどんなかたち?」
 見て、さわって、つくって、壊して、また試す。

 正解を覚えるのではなく、「こうすればこうなるんだ」と、自分で気づいていくこと。
 その経験が、「わかるって、おもしろい」、「作るって、楽しい!」を育てます。

 扱うテーマは、科学に限定しません。
 音や映像を観察したり、LaQで構造物をつくったり。

 こども技研には、IT機器だけでなく、音楽や映像、画像の環境もあります。
 探究の道は “真理を探す” “科学” だけじゃない。
 “自分の最高を作る” ” アート” の道も探究です。

 探究の入口は、あちこちにひろがっています。
 Curiosity&Discovery は、「知って終わり」ではなく「わかるまでやってみる」、「納得するまでやってみる」教室です。


フィールド用の実体顕微鏡です。
一緒に行くであろう人数分は確保しています。
これ、めっちゃ楽しいんですよ!

■ 主な活動例

 Curiosity&Discovery では、科学実験だけでなく、音や映像、構造や記録など、さまざまな方法で「見て」「試して」「作る」活動を行います。

 たとえば──

  • 実体顕微鏡を使って、虫や植物、繊維の細かさを立体的に観察
  • 電子ブロックをつなぎ、LEDやモーターが“どうつながれば動くか”を試す
  • GarageBandやミキサーで音の波形や左右のバランスを調べて音楽を作る
  • LaQで橋やタワーなど構造物を組み立て、強さや安定性を考える
  • 水や光を使った実験で、「変化のしくみ」を目で見て確かめる
  • ビデオカメラや一眼レフを使って「動き」「変化」を記録・再生して観察
  • 録音や観察の結果を、スケッチや記録にまとめて“見える化”する

 など、こんなことができます。
 使う道具も活動内容も、テーマによってさまざまですが、共通しているのは、「なんで?」「どうして?」や「自分の理想」に、しっかり向き合うことです。


こども技研
左記の実体顕微鏡だけじゃなく、双眼鏡、天体望遠鏡、プログラミングロボット、無線機、Mac、WindowsPC等、いろいろあります

■ こんな子におすすめです

  • ものを作ることが好き
  • 色々試すことが好き
  • 「どうしてこうなるの?」と聞いてくる
  • 説明書を読まずにまず触ってみるタイプ
  • ゲームやアプリで「設定」をいじるのが好き
  • YouTubeやテレビで「実験」や「ロボット」の動画を見ている
  • ブロックやレゴなどで長時間集中できる
  • 計算は嫌いだけど、動かすときに数は気にしている
  • 何かを壊して中を見たがる
  • 「作っていいよ」と言われるとすごく張り切る
  • 細かく指示されると嫌がる/自分で考えてやりたがる

 当てはまるときっと楽しいと思います。
 こども技研をつくったわたしがそうでしたから。笑

フィールド用で見えなければ、ガチなこちらで。
奥に見えるのは共有のMacと3Dプリンター。
使い方さえ覚えたら、小学生でもつかってOKです。
かなり遠い道のりだけど、見えてたらやる気も出ると思うのです。

💰 料金と時間割

 Curiosity / Discovery は、月2回から参加できる完全予約制のクラスです。

 毎月、来たい日・回数をご自身で選んで予約していただくスタイルです。

👉 料金と時間割はこちらからご覧ください


❓FAQ

Q
なにができるの?
A

FirstLabではさまざまな理系体験ができます。主に「科学」「ものづくり」「ICT」の3つの軸を中心にしています。
これらの中から「やってみたいこと」を基準に進めていきます。
詳しくは、こども技研の学び方をご覧ください。

Q
未経験でも大丈夫ですか?
A

こども技研は失敗を歓迎する場所です。だから未経験の方、大歓迎です。正式な入所までにマンツーマンで進めます。楽しみながらゆっくりなじんでください。^^

Q
教材費等が必要ですか?
A

教材費は不要です。月会費とチームごとの料金の合計がお支払い総額です

Q
振替やキャンセルはできますか?
A

前日17時までにご連絡をいただければ無料で可能です。当日の場合は手数料(¥1,000)を頂戴します。無断欠席は出席扱いとして1回分を消費します。

Q
中学生になったらどうなりますか?
A

中学生は**Endeavour(エンデバー)**へ進みます。科学・数学・英語を探究する総合ラボです。


■ チーム名の由来

Curiosity

 Curiosity(キュリオシティ)は、アメリカの火星探査車の名前です。
 この探査車は、2012年に火星に着陸し、今もなお動き続けながら、火星の地形や成分、かつて生命が存在した可能性を調べ続けています。

 Curiosityは、火星での行動を、ある程度自分で判断して動いています。
 「どこに正解があるか分からない」場所で、「知りたい」という気持ちを原動力に、前へ進む。
 それがこの探査車のすごいところです。

 こども技研のようなことをやってみたいなあと考え始めた5年ほど前に、教室の名前は”Curiosity”にしようと決めていました。

 この教室での、「覚える」ことよりも、

「知りたいと思うこと」「やってみること」「うまくいかなくても考え直すこと」──

 を大切にすることを、忘れないために。

 Curiosity という名前には、こどもたちが“自分の意思で探究し続ける人”になってほしいという願いを込めています。

火星探査車 Curiosityの火星でのセルフィー(自撮り) 出典 NASA

Discovery

 Discovery(ディスカバリー)は、アメリカの宇宙計画で実際に使われたスペースシャトルの名前です。
 1984年に初飛行し、その後もたびたび宇宙へ飛び立ち、新しい知見を地球に持ち帰るという、人類の探究の象徴のような存在でした。

 discovery という英単語には、「発見」「気づき」「探究」といった意味があります。
 それは、知らなかったことに出会い、自分で確かめて、納得していくという、こども技研が大切にしている学びの姿そのものです。

 正解や納得のいく作品は、教えてもらうものじゃなくて、自分で見つけるもの。
 ちゃんと自分の手を動かして、頭だけじゃなく体で理解する体験を重ねていくこと。

 そんな学びの入口としてのこの教室に Discovery という名前は相応しいと思います。

スペースシャトル Discovery 出典 NASA
こども技研の理想の形

 こども技研は、「学びの楽しさと、一人で学ぶ方法を知るための場所」として作りました。
 だから、こども技研としての理想の形は「楽しさと学び方を習得して、こども技研を卒業する」ことです。

 「どっちもわかったけど、ここにいると楽しいから続けたい」
 そう思ってくれるようになれたらうれしいです。