Cassini – 中学生対象 数英科学総合教室

数学と英語を主題にした学習塾的教室

科学に触れ合いながら数学と英語、それらに必要な言語を学ぶ、理解するクラスです

🌟 カッシーニとは?

 テストで点が取れることと、本当に理解できていることは違います。
 Cassini(カッシーニ)は、数学を中心に必要な英語も学び、科学に触れ合うクラスです。

 中学の数学と英語は、受験だけでなく、大学での研究や社会人としての仕事へとつながる、学びの基本となります。
 カッシーニは、

  • 数学で大切なことは「覚えること」ではなく「理解すること」
  • 英語に必要なのは「学び方を知ること」と「地道な努力」
  • そして「自分一人でも学び続ける方法」

と言った、”学びの仕組み”を身につけるための教室です。


■ 対象

  • 中学生で理系志向のこどもたちを対象とします。
  • こども技研のファーストラボの卒業生優先です。
  • 新規入塾の方は、入所審査・学力審査があります。

■ 総合方針

 メイン科目:数学・英語・科学
 サブ科目:科学・IT(理系の学びを支えるために扱います)
 理系に必要な「基礎体力」を育て、実力テストの点が取れるような本質的な力を重視します。


■ 教室のスタイル

  • 数学・英語を軸に、それぞれが「やりたいこと・やるべきこと」に取り組む
  • 国語は補助的に取り入れ、文章を読む・書く、辞書を使って理解する力を育てる
  • 3学年混成、上級生が下級生を支える場面あり
    • 「教えることができるようになる」ことも大切な学びです

■ 学びのスタイル

 カッシーニは、「3学年が同じテーマで、レベルに応じて学ぶゼミ形式」です。

🔹 前半:数学の時間

 授業の前半では、数学を中心に学びます。
 教科書や学校課題の理解をベースに、「なぜそうなるのか」「どんな場面で使えるのか」を掘り下げます。
 公式を覚えるだけでなく、仕組みを理解して使えるようにすることで、入試や高校以降の学習にもつながる“考える数学”を目指します。

🔹 中盤:科学ゼミ(リフレッシュ&探究)

 短い休憩をはさみながら、理科・科学テーマのゼミを行います。
 内容は、身近な科学現象やニュース、宇宙・生物・物理などのトピックから選びます。

 「実験」「観察」「ディスカッション」などを通して、数学や英語と結びつく“理系的な視点”を広げます。

 学習の合間に行うことで、集中を保ちながら知的好奇心を刺激します。

🔹 後半:英語の時間

 後半では、英語の文法・読解・ライティング・暗記を行います。
 英語を“学問の道具”として使うための基礎力を育てます。
 単語や文法を覚えるだけでなく、短文作成・要約練習なども行い、「読める」「書ける」「考えを伝えられる」英語力を身につけます。

Endeavourとの違い

Endeavour「科学を探究するために数学や英語も学ぶ」スタイルであるのに対して、Cassiniは「数学・英語・理科の教科を主題として学びながら、科学にも触れる」スタイルです。
Cassiniは「理科系のことが好き」かつ「学校の勉強は嫌いではないけどもっと楽しみたい」、または「こつこつ努力できる」こどもたちに向いていると思います。

── 3学年が共に学ぶゼミスタイル

 大学で研究室に所属すると、学生、マスター、ドクター、教授、助教らと一緒に学ぶことになります。
 学校によって形は違いますが、立場が違う人たちが一緒に学びます。このスタイルを取り入れています。

 Cassini では、中学7〜9年生(1〜3年生)が同じ空間で学びます。
 学年が違っても、共通のテーマを持ち、それぞれのレベルに合わせて進めるスタイルです。

 この混成ゼミを支えるのが、大人のファシリテーター(進行・調整役)です。
 生徒どうしの学び合いが自然に続くよう、テーマをつなぎ、場の温度を整えます。

① 共通テーマは「しくみ」

 数学も英語も、学年を超えて通じる「理屈」があります。
 式の成り立ちや文の構造など、考え方そのものを共通テーマとして扱うことで、
 どの学年でも一緒に考え、議論できる時間をつくります。

② 内容はレベル別に

 共通テーマのあと、それぞれの学年・理解度に合わせて課題を進めます。
 内容は自分たちで考えます。必要であればスタッフがサポートします。
 中1は基礎の整理、中2は応用への橋渡し、中3は高校内容への発展など、内容は違っても「しくみを理解する」という目的は同じです。

③ 教え合いが力を育てる

 Cassini では、教えることも学びの一部です。
 上級生が下級生に説明することで理解が深まり、下級生も「自分もいつか教えられるようになりたい」と刺激を受けます。
 この循環が続くように、ファシリテーターが学年差をつなぎ、全員が成長できる方向へ導きます。


📘 教材・内容

教材費は不要です

  • 学校の教科書
  • こちらで用意する教材

💰 料金と時間割

 Cassini は、第1〜3週の月曜日開講のクラスです。

👉 料金と時間割の詳細はこちらからご覧ください


参考資料

 学習系の代表的な教室で算数と英語を学ぶ際の比較を掲載しています。
 どこが優れているかではなく、お子さまのタイプや目的に応じて合う形を見つけるための参考資料としてご覧ください。^^

項目Cassini(こども技研)A塾(明石)B塾(小野市)C塾(小野市)
月謝(税込)¥12,000
(月謝10,000+月会費2,000)
¥17,600¥14,300〜¥18,700¥12,000〜¥20,000
回数/月月3回週1〜2回(4〜8回)週1〜2回(4〜8回)週1回〜
時間/回100分60〜90分60〜90分約90分
教科数学・英語・科学主に数英(国社理別)主に数英(国社理別)教科選択制
教材費完全無料年間¥22,000〜年間¥10,000〜¥20,000年間¥15,000前後
入会金¥10,000(家族で共通)¥11,000〜¥11,000〜¥22,000¥10,000〜
指導形式少人数ゼミ集団/個別併用集団/個別併用個別
カリキュラム共同学習+基礎学習
+対話重視
受験型受験型学校補習〜受験
特徴探究的な内容を含む
/自分で学ぶ力の育成
定期テスト対策重視成績向上重視柔軟な時間設定

■ 教室名の由来

 Cassini(カッシーニ)は、NASAの土星探査機の名前です。
 この探査機は、土星とその衛星タイタンの謎を長年かけて解明しました。

 カッシーニは1997年10月に打ち上げられて、その後、7年かけて2004年に土星に到達しました。

 当初は、2008年までの4年間が、カッシーニの運用期間(計画寿命と言います)でした。
 しかし彼は予定より9年も長く、2017年まで活躍し、衛星エンケラドスの地下の海、タイタンのメタンの湖などの新発見をもたらしました。

 彼の最後のミッションは「グランドファイナル」と名付けられました。

 カッシーニは燃料が尽きかけていたため、地球外生命体の可能性がある衛星(エンケラドゥスやタイタン)への衝突を避けるため、コントロールが効くうちに、土星に突入させる必要があったのです。
 ただ突入するだけでなく、最後まで新たな観測データを収集する有意義なミッションとして設計されたのがこの「グランドフィナーレ」です。

 カッシーニは、「土星とリングの隙間」を何度も通過しました。そしてたくさんの貴重なデータと映像を地球へ送りました。
 そして最後は、土星の待機へ突入し、自らを摩擦熱で燃やし尽くしました。
 計画寿命を大きく上回り、多大な貢献をしたカッシーニのプロジェクトは、たくさんの宇宙計画の中でも最も成功したひとつだと思います。

 Cassini は、挑戦しながらたくさんの発見を届けてくれた土星探査機の名前です。
 何かを見つける楽しさ、やってみる面白さを忘れずに進んでいく、そんなクラスであってほしいと、この名前をつけました。
 

カッシーニ撮影の土星 出典 NASA
こども技研の理想の形

 こども技研は、「学びの楽しさと、一人で学ぶ方法を知るための場所」として作りました。
 だから、こども技研としての理想の形は「楽しさと学び方を習得して、こども技研を卒業する」ことです。

 「どっちもわかったけど、ここにいると楽しいから続けたい」
 そう思ってくれるようになれたらうれしいです。