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「何のために学ぶかわからずに学ぶより、『これに使うから』って理解して学ぶ方が楽しい!」
これは、こども技研が大切にしている考え方のひとつです。
今日は、そんなお話しです。
タイピングからアルファベットの学習へ
Curiosityの小学生研究員が、iPadにBluetoothキーボードを繋いで、タイピングの練習をしていました。
「今日、何をするか」は基本的に研究員自身が決めます。
この日の「タイピング」も、研究員本人の意思で行っていました。
この日はタイピングソフトの結果がとてもよく、レベルがどんどんあがりました。
そのあと、ホワイトボードを持ち出して、
「難しい漢字を練習する!」
と言って書き始めたので、しばらく漢字の問題を出す係をしていました。
その時にふと思いついて言いました。
「アルファベット書いてみよっか? そうしたら、タイピング、もっとできるようになるかも?」
「うん!」
「じゃあ、エー・・・、ビー・・・」
そんな流れで、アルファベットを書くことが始まりました。
キーボードで答え合わせ
タイピングでよく使う K あたりまでは、わりとスムーズに進みました。
でも、その先はちょくちょく詰まってしまいます。
まだ小学2年生。
学校ではまだ習っていないのですから、わからなくて当然です。あいまいさはあっても、これだけ知っていることがすごいです。(*^^*)
そこで、さっきまで使っていたキーボードを指差しました。「これこれ。^^ 」
キーボードで確かめながら1回目を書き終わりました。
「じゃあ、もう一回!」
2回目は上にさっき書いた見本があるので、スムーズに書けました。
こども技研の探究系クラスの学習は、こんな風にゆるーく行われます。(*^^*)
細かすぎないスケジュール
「気になって集中力が上がっている時に一気に進める」、
そして
「深追いはしない」
このように進めると、習熟度があがりやすいと感じています。
これは、私が技術者として後輩を見てきた経験からです。
子供でも大人でもいっしょじゃないかと思います。
学びは、「やらされるもの」より、「使いたくて自らの意思で始めるもの」のほうが、ずっと強く身につくと考えています。
これは自分自身の経験からでもあります。
この時は、タイピングから始まった活動がアルファベットの学習につながりました。
こども技研は、そんな“寄り道”をするところです。
これからも大切にしていきたいと思います。
細かな流れは研究員自身が決めるのですが、中長期的な流れは大人が考えた上で、そうなるように自然に誘導します。
iPad、電子辞書等のツールは、その誘導のためにも導入しています。
タイピングの練習は、もう少し先にある「自分で自分の成果を発表できるようになるため」です。
iPad(これは各研究員専用です)に、キーボードを繋いで文字を打って見せた。ただそれだけのことで、「(タイピングを)やりたい!やる!!」になるのです。
こちらは一言も催促していなくても、です。
文章、イラスト、画像、動画、そしてそれらのレイアウト。これからの時代、当たり前に使えるようになっているべきものです。
高学年になる頃には、パソコンは当たり前のものになっていてほしいと考えています。そのための布石です。
教育とは、「こどもだけでは見ることができない環境を大人が作ること」、「大人は、子供が必要とするまで見守ること」だと思います。
これは、こども技研の基幹となる、スタッフが心がけている方針です。


