今日、この開所の日に。

 こども技研は、今日から正式にスタートしました。

 だから最初に、自分が忘れないために、自分のために書いておきます。

 それは「子どもには権利がある」ということです。

 子どもには — 生きる権利、育つ権利、守られる権利、そして参加する権利があります。

 これは国連が定めた「子どもの権利条約」に書かれている世界共通の約束です。

 そして日本の法律でも「子どものために最善を尽くすこと」は大人の責任とされています。

 とても小さな存在ですが、『こども技研がこどものためにできることは?』と考えた時、「理系のことが好きな子供のために、成長できる、活躍できる環境を作る」ことでした。

 学校や塾では難しい、『こどもたちが「自分で考える」「自分で決める」「自分で行動する」ことができる場所』を作ることです。

 この場所は、学校でも塾でもありません。

 ここは、子どもたちが自分の力で考え、試し、作り、伝えていく場所です。

 これからきっと、このラボではたくさんの失敗が生まれます。

 それでいいんです。

 失敗は、チャレンジした証、考えた証、生きている証です。

 大人も子どもも、みんなが「やってみたい」と言える、「やってみる」ことができる場所にします。

 今日が、そのスタートです。

 これは自分への備忘録です。

 みなさま、よろしくお願いいたします。

Today is the day we begin.

FINDER 安岡源蔵

This self-portrait of NASA’s Mars Exploration Rover Opportunity comes courtesy of the Sun and the rover’s front hazard-avoidance camera.
The dramatic snapshot of Opportunity’s shadow was taken as the rover moved into Endurance crater.
The image was taken on sol 180 (July 26, 2004), a date that marked double the rover’s primary 90-sol mission.
NASA/JPL-Caltech

※火星探査機オポチュニティが火星到達後180日目に撮ったセルフィーです。
彼女はこの後、想定寿命90日の60倍、15年間に渡り生物の痕跡を探し求め地球へ情報を送りました。
写真の著作権はNASAにあります。

NASAでは宇宙飛行士や探査機との毎朝の通信開始の際に、WakeUpCall(NASA ASstronaut wake up Calls. Spotifyへのリンク )と言って、その日に相応しい音楽をかけるそうです。こども技研も初日のWakeUpCallをかけてスタートです。