【機材紹介】PENTAX PAPILIO – 近くも見ることができる双眼鏡

PENTAX PAPILIO II 6.5×21

 今回は双眼鏡を紹介します。

 私、初めて覗いた時感動しました。それほど予想外でした。即買いでした。

 その双眼鏡は「PENTAX Papilio II 6.5×21」です。
 ”papilio”とはフランス語で”蝶”です。
 え?蝶?双眼鏡だったら鳥の方がイメージに合うんじゃない?

 そうなのです。鳥じゃなく蝶がイメージに合うのが、ペンタックスさんのパピリオなのです。

 ほとんどの双眼鏡(というかパピリオ以外)は、近くを見ることができません。
 私が鳥見によく使っているKOWAさんのBD8x32だと最短合焦距離(ピントの合う最も短い距離)は1.3mです。まあ、普通はこれで全く困りません。とてもよく見える双眼鏡です。

 ところがパピリオの最短合焦距離は0.5m!!!
 双眼鏡を使い慣れている方は「どこまで寄っても見えている」ことにびっくりするでしょう。
 これだけ近づけると虫眼鏡的に使えます。ほぼ最短距離で物差しを撮ってみました。

PENTAX パピリオ II 6×21での最短合唱距離近辺で撮影
こんな感じで撮っています

 撮影方法は例によってiPhoneのコリメート法(接眼レンズに引っ付けて撮るだけ)です。

 写真を見ていただくとわかるように、3cmくらいのものが視界いっぱいになります。まさに「蝶が大きく見える!!」なのです。すごい!凄すぎる!

 ここで設計とかモノづくりをしている人は疑問がでると思います。
 「望遠鏡ならわかるんだけど、”双眼”鏡で近くを見ると2つのレンズの光軸がずれるんじゃないの?」

 そうなんです。だけどそれを解決するのが変態ペンタックスさん(偽りなき超絶褒め言葉)。

 光軸がズレるというのはこういうことです。下の図を見てください。

 左側の黒いのが双眼鏡です。
 左からAやBを覗いていると思ってください。
 遠くの点Aを見るのと、近くの点Bを見るのとは、双眼鏡の中を通る中心線が違います。
 「そこそこの距離からずっと遠くまで」だと問題にならないのですが、パピリオのように50cmだと問題になります。「近くを見ると視野に入らない」ことになるのです。
 それをペンタックスさんは対物レンズをずらすことによって解決しています。うーん、変態。(超絶褒め言葉!)

 それでは動画でご覧ください。
 遠くから近くへとピントを移動しています。
 ピントを近くへ移動すると、対物レンズが中央に寄って行き、光軸をずらします。

PENTAX Papilioの対物レンズの動き

 日本のエンジニアリングに感動します!! (T_T)

 このパピリオ、近くだけじゃなくて遠くもとてもよく見えます。
 対物レンズ径21mmは決して大きな口径ではないのですが、とても見やすく数値以上に見えがいいです。

 8倍ではなく6倍を選んでいるのは、双眼鏡を使い慣れないこどもたちへの配慮です。
 だけど実際に覗いてみると、視野が広くて見るのが楽しいことに気が付きます。大人でもこっちがいいや!

 ということで、こども技研では3台揃えています。
 みんなで鳥も虫も見に行こうぜーーー!! (*^^*)

 PETAXさんありがとう。
 数は売れないかもしれませんが、ずっと作り続けてください。