このコンパクトカメラは2016年に発売されたニコンのW100と言います。「マリン」という限定カラーです。「海に持って行ってー!」って感じですよね。
我が家にはクリスマスプレゼントとして、次女が小学生の時にサンタさんが持ってきました。
ニコンのWシリーズは、防水・耐衝撃のタフカメラのシリーズです。その中でもW100はこどもたちをターゲットとしたカメラでした。
子供たちに使ってもらうことを想定されているので・・・
- 見た目が可愛らしく、
- 雑に使っても良い防水・耐衝撃、
- こどもたち向けに設計された専用のUI、
- 遊び心満載の写真加工
等の特徴があります。
そのUIをちょっと見てみましょう。
まず背面の画像です。なんと、文字が全然ありません!記号も最小限で、+-と再生(印刷が擦れて薄くなっています)がわかればOKな仕様です。文字が読めなくても大丈夫。素晴らしい!!
文字がないどころかメニューのボタンすらありません。なんという潔さ。
メニューを見る時どうするかと言うと、再生ボタン以外のボタンを押すと出てきます。
文字が読めなくてもわかるように、アイコンがあり色分けされています。なんて親切!
左側に4つのボタンがありますが、このボタンたちは役割が固定されておらず、その都度画面に表示される役割を持ちます。上から、
- 撮影に戻る
- フラッシュ、セルフタイマーの設定
- フラッシュの設定は「カメラにおまかせ」、「フラッシュ禁止」、「いつでもフラッシュ」(以下メニューの表記は原文ママです。なんと愛らしい。カッコ書きは著者注です)
- セルフタイマーは「オフ」、「10秒」、「自分撮りタイマー」
- いろいろな撮影
- 場面を変える
- 「夜景を撮る」、「アップで撮る」(マクロ)、「食べ物を撮る」、「水中で撮る」、「観察写真を撮る」(タイムラプス!)、「マンガ風に撮る」、「ビー玉に写す」等
- 写真を飾る(撮った写真の加工です。額縁をつけることができます)
- 色を変える(明るさ、彩度などのレタッチです)
- 場面を変える
- 設定
- 「音を変える」、「サイズを変える」、「本体設定」
このような感じです。ちょっと「音を変える」を見てみましょう。
いろんなシャッター音がありました。
この画面の設定だと、シャッターを切ると「ぴよぴよ」と鳴きます。かわいい・・・笑笑笑。
この機能、一眼レフにもほしい!家族写真を撮るときに使います!「ぴよぴよ」、「ぴよぴよ」、「ぴよぴよ」、「ぴよぴよ」、「ぴよぴよ」、「ぴよぴよ」、「ぴよぴよ」。
タイムラプスの画面は、
めっちゃわかりやすいと思いませんか?
UI設計の経験者はよくご存知だと思いますが、「シンプルに」って難しいんですよ。
シンプルに作るには、全てを把握して、きちんと整理しなければいけません。しかもこの場合、選択肢はすべてボタンたった4つに落とし込まなければならない!
それがこんなに可愛らしく、わかりやすくてしっかり使えるように・・・設計の方、素晴らしい!!!
このカメラ、サンタの記憶によると、ヨドバシ(!)で当時1万円台後半だったように思います。なんてリーズナブルだったのでしょう・・・
ニコンさんは先に紹介したファーブルのように、こどもたちを科学に導く機材を大切に作ってこられました。
世界中探しても、このW100のようなこどもたちへの愛が溢れるカメラはないのではないでしょうか。
設計の方が苦労をしながらも、ワクワクしながら、楽しみながら、「どうすればこどもたちにわかりやすいかな?」、「どうすればこどもたちが楽しんでくれるかな?」と、こどもたちの笑顔を思い浮かべながら作られたことが、同じモノづくりをしてきたものとして想像できます。
万一W100を設計された方が、このブログを読まれたなら聞いてみたいです。設計の仕事はしんどいのは当然ですが、とても楽しかったのではないですか?(*^^*)
残念がらこのシリーズはディスコンですが、またいつかこのような楽しいものを作ってほしいです。
ニコンさんがんばってください!!!
あと数台欲しいので中古で探すのですが、なかなか程度のいいのがありません。いいめぐり合いがありますように!