【ChatGPT】ビジネス活用で使うならまず知っておきたい“ひとこと” NEW

AIをビジネスで使う時の設定

 こども技研では、日々、写真やWEB制作のお仕事をしながら、こどもたちとITやものづくりを楽しんでいます。

 その中で、私の相棒的存在になっているのがChatGPT。いわゆるAIアシスタントです。

 こども技研では「文章を整える」「言葉をわかりやすくする」「やりたいことのアイデアをまとめる」など、さまざまな場面で活躍してくれています。

 ChatGPTのようなAIは、最近ではとても身近に感じられるようになりました。
 今回はお仕事でAIを使う方向けに、「ビジネスでChatGPTを使うときのワンポイントアドバイス」をお伝えします。

ワンポイント:お願いの仕方がカギ!

 以前の投稿で書いたように、ChatGPTはとてもやさしいAIです。
 それは「人を傷つけないこと」を最優先に設計されているからのようです。

 だけど、ビジネスの現場では「やさしいだけじゃ物足りない…」と感じることもあります。
 まるで、忖度ばかりで誰も本音を言わない会議のようです。 (>_<)

 そんなとき、ぜひ使ってみてほしいのがこのひとことです。

 「辛口でお願い!」

 この一言だけで、驚くほどフィードバックの質が変わります。

 たとえばこんな時に役立ちます。

  • 提案書の弱点を見つけたいとき
  • プレゼン資料をブラッシュアップしたいとき
  • 自分のアイデアを試してみたいとき

 「どう思う? 正直に言ってみて!」などの意味を伝えてみてください。

 するとChatGPTは、ちょっと厳しめだけど、現実的な視点でアドバイスを返してくれるようになります。

そのままだと、どうなる?

 何も言わずに使うと、ChatGPTはやさしく返してくれることが多いです。

 たとえば、プレゼン資料の相談をしたときに返ってくるのは──

🧁「全体的にまとまっていて良いですね」
🧁「やさしい雰囲気が伝わってきます」
🧁「もう少しだけ具体例を入れるとさらに良くなりそうです」

 もちろん褒めてもらえるのはうれしいです。
 だけど、それよりも資料が本当に良くなるほうが、もっと嬉しいですよね。

 こういうときに、「辛口でお願い!」と言ってみてください。

辛口にしてみたら……

 辛口でお願いするとこんな感じになります。

🧊「この案は目新しさがなく、既視感があります」
🧊「読み手をひきつける要素が弱く、構成も単調です」
🧊「このまま出すのはおすすめしません。再検討を。」

 ──えっ!? けっこうキツい!?ホントに同一人物???(笑)

 だけど、実際これらの意見は、どれも的確で納得のいく指摘ばかりです。

 AIも人のようなところがあり、かなり忖度してくれます

 感情抜きで冷静に分析してくれるAIだからこそ、見落としていた課題にも気づけることがあります。
 その気づきをしっかり伝えてもらうなら、“辛口で”のひとことをお勧めします。

【コラム】もっと辛口にしてみたら

🧊「この提案には独自性がまったく感じられません」
🧊「読み手の関心を引く工夫がなく、インパクトに欠けます」
🧊「このまま提出すれば、印象にすら残らないでしょう」

心が折れそうです……😭  やりすぎには気をつけましょう😭

結局、最後は、どう使うかを考える“自分次第”のようです

 ChatGPTは、とても優秀で頼れるパートナーです。

 でも役に立ってくれるかどうかは、「どう使うか」を考える自分の次第のようです。

 AIを使うことは料理のようなもので、辛口にしても、甘口にしても、最終的な味を決めるのは、みなさま自身です。
 こちらの言葉のかけ方ひとつで、同じAIでも全然違う反応を見せます。

 これからAIをビジネスに取り入れてみたい方、ちょっとした言い方の工夫で、ぐっと頼れる相棒になります。^^
 ぜひ、試してみてください!

こども技研ではAIの使い方も学ぶことができます。
「AIを仕事に取り入れてガンガン活用できるようになる」というミッションもおもしろそうですね。
ご相談は無料です。お気軽にどうぞ。

AI初心者の方は、web教室【はじめてのChatGPT】もご覧いただくと、参考になるかもしれません。^^;

※今回はChatGPT PLUSでのやりとりをもとにしています。他のAIでは反応が異なる場合もありますのでご注意ください

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