【こども技研web写真教室】遠近感ってなに?カメ吉でわかるレンズのひみつ

 写真を撮ったとき、「なんだか近くが大きく見える!」「背景がすぐ後ろにあるように見える…?」

 それは、「遠近感(パースペクティブ)」という、目の錯覚ではない“見え方のふしぎ”なんです。


名誉研究員・カメ吉で実験!

 今回協力してくれたのは、こども技研の名誉研究員、イシガメのカメ吉です🐢✨

 研究室の水槽で暮らしている”名誉研究員カメ吉“を、特別にモデルとして撮影しました📷

 同じ場所にカメ吉を置き、「広角レンズ」と「望遠レンズ」で撮ってみました。

ヒトを見るとバタバタよってきて動き回るので、とっても撮りづらいカメ吉研究員です。(^^;


📏 見てみて!このちがい

  • 広角で撮ったカメ吉 → 背景が広く写って遠近感が強く、奥行きが強調された写真になります
  • 望遠で撮ったカメ吉 → 背景が狭い範囲でしか写らずボケて写ります

なんでこんなふうに見えるの?

 これは、レンズの「焦点距離」が関係しています。

  • 広角レンズは、近くのものを強調し、遠くを小さく見せる
  • 望遠レンズは、距離感を圧縮して、背景がすぐそばにあるように見せます

写真っておもしろい!

 カメ吉も背景も、実は同じ場所。

 それなのに、レンズを変えるだけで**写真の“空気感”や“奥行き”**まで変わってしまうんです。


まとめ:遠近感はレンズで変えられる

 写真の中での“距離の感じ方”は、レンズによって自由にコントロールできます。

 表現したい雰囲気や伝えたい印象に合わせて、遠近感を味方にしてみましょう!

 次回は、「明るさのしくみ(露出)」の話に進みます📷✨