
20年ほど眠らせていた1982年製のベースギターの音が出なくなっていました。せっかくなので、すべて分解してフルメンテナンスを行いました。
ピックアップとペグ以外のパーツを交換し、配線をやり直し、テスターで導通を確認。ひとつずつ状態を見ていって約1時間。
音が出るようになってからは、弦高やオクターブの調整も行います。
エレキギターやベースは、弦の振動をピックアップで電気信号に変換し、ポットで音量や音色を調整して、ジャックからアンプへ出力します。楽器でありながら、中にはシンプルな電気回路が組み込まれています。
こども技研には、ギターやベース、シンセサイザー、オタマトーン(笑)などの楽器があります。
これらは音楽を楽しむためのものですが、「なぜ音が出るのか」「なぜ音色が変わるのか」といった問いに触れるきっかけにもなります。
音は空気の振動で、楽器はその振動をつくり出す道具です。弦の長さや張力、素材によって音程が決まり、ボディの形によって響き方が変わります。出てくる音には、それぞれ理由があります。
例えば、「ド(C)の1オクターブ上のドは、周波数が2倍」なのです。
弦の長さは半分!
おお!物理!笑
こんなふうに、楽器もまた、身近な科学の道具のひとつです。
今は小学生が中心なので少し先の話ですが、いずれこうして楽器に触れたり、音を出したりしながら学ぶ時間もつくれたらと、そんなことを思いながらの作業でした。

