小学生算数教室

ガリレオは、小学4〜6年生のための 数英アカデミー です。
算数と英語、そしてその理解を支える「言葉の力」を、ひとつの流れとして育てていきます。
ガリレオでは、「わかる」「できる」を積み重ね、自分の力で考えられるようになることを目指します。
そのために必要な土台を、少人数の落ち着いた環境で丁寧につくっていきます。
ガリレオとは?
ガリレオ・ガリレイの名を冠したこのクラスには、“自分で見て、自分で考え、やり切る” という姿勢への敬意を込めています。
小学校高学年は、思考の幅が大きく広がる時期です。
中学以降の「数学・英語・理科」の学びを支えるためには、計算や暗記よりも、理解の筋道を自分で追える力 が必要になります。
ガリレオは、算数+英語+言語(読む・考える力) を総合的に扱い、中学以降で伸びるための根をつくるクラスです。

ガリレオで育てたい力
算数(数・図形・論理の土台)
数の関係や図のイメージをとらえ、意味を理解しながら考える力 を育てます。
そのうえで、中学数学につながる スピードと精度 も無理のない範囲で整えていきます。
式を立てる・図で整理する・自分の言葉で説明する。
こうした理解の積み重ねが、「わかる」を「できる」へつなぐ土台になります。
英語(読み書きの基礎)
中学で困らないためには、単語・簡単な英文の読解・短い文を書く力 が欠かせません。
ガリレオでは、この三つをゆっくり確実に育て、中1の最初の内容を自分の力で理解できる状態を目指します。
だから、むずかしい文法や高度な表現は扱いません。
必要な基礎を丁寧に積み重ねることで、英語を「自分で扱える教科」にしていきます。
小学校の学習指導要領では、約640語の英単語に触れることが示されていますが、授業は「慣れ親しむこと」が中心で、確実な定着までは求められていません。
一方で中学校では、この約640語を 覚えている前提 で授業が始まります。
この前提の差がつまずきにつながるため、ガリレオでは 読み書きの基礎 をあらかじめ整えることを大切にしています。
言葉・思考(読解・説明)
文章を読む力・書く力は、考える力に直結します。
これは、「考えるために使う道具」が言葉だからです。
そのためガリレオでは、普段の時間の中で、自分の言葉を正確にする練習をします。
内容を正しく受け取り、筋道を立てて考える・伝える力が、様々な学びの土台になると考えています。
大学受験で最も成績が伸ばしにくいのは国語だと言われています。
読解力や論理的に考える力は、短期間では身につかず、日々の積み重ねが必要だからです。
小学生のうちから言葉の力を整えておくことが、後の学びを大きく支えてくれます。
授業スタイルと進め方
ガリレオでは、何を学ぶのかを子ども自身と相談して学習を進めます。目的を理解して取り組むかどうかで、学びの質は大きく変わるからです。
大人でも、目的を知らないまま始めるより、知ってからのほうがワクワクします。子どもにとっても同じで、「なぜこれを学ぶのか」が分かると、理解の深さがまったく違ってきます。
子どもによって、つまずきやすい箇所も、深められる箇所も違います。
そのためガリレオでは、小学校6年間の全体を見渡し、その子の現在地に合わせて、一人ひとりのペースで基礎を固めていきます。
また、ガリレオでは教科書より先へ進むことはしません。
十分に消化できていないまま先取りすると、後々「わかったつもり」が大きな負担になるからです。
余裕が生まれた場合は、実際の生活の中で算数や英語がどう使われているか を確かめ、学んだことをより深く自分のものにする時間として活用していきます。
算数の時間
算数の時間は、読んで理解し、問題を解くという作業が基本です。
この「理解する」「考える」という過程の中に、学校での算数・数学の学びの本質があります。
しばらく考えても進まない場合は、大人が遠くのヒントだけを与えます。
思考せずに答えにたどり着いても、学びにはなりません。
しんどくても、自分の足で進むことにこそ意味があります。
算数・数学の学びで大切なのは、答えではなく、その過程=「思考」です。
考える力がなければ、社会の理系の世界では役に立ちません。
ガリレオの算数の時間は、「思考する訓練の時間」として位置づけています。
英語の時間
英語の時間では、学習指導要領に示されている約640語の単語を、自分で読めて書けるようになることを目指します。
単語が身についていれば、やさしい英文は自分で意味をつかめるようになります。
まずは、身の回りの簡単な言葉から始めます。
お家にあるもの、色、数、自然、感情など、640語の多くはこうした基礎的な語です。
同時に、短い文を読み、書き、声に出しながら、“Do you like 〜 ?” のような平易な文を自力で扱える力を育てていきます。
ガリレオの英語の時間は、中学英語を無理なく進めるための、基礎となる語彙と基本文をしっかり整える時間です。
算数と英語の時間配分について
算数と英語の時間配分は決まっていません。
その日の理解度や必要な内容、子どもの気持ちに合わせて、時間の使い方を柔軟に変えます。
たとえば、算数で「もう少し考えたいところ」があれば算数に時間を多く使います。
逆に、英語の単語がしっかり覚えられているかを確認したい日は、英語に長めの時間をとります。
「今日は英語見たくない…」という日があるかもしれません。
そうした気持ちも受け止めながら、その日にできる学びをいっしょに決めていきます。
大切なのは、一人ひとりの状況に合わせて、無理なく前に進める学びを選ぶことです。
そのため、“今日は算数を重点的に”“今日は英語を深める” といった進め方をしています。
📘 教材・内容
—— 教材費は不要です ——
❓FAQ(例)
- Q宿題はありますか?
- A
ありません。
こども技研では、こどもの家庭での時間を宿題で奪わない方針です。教室でしっかり考え、家では休んだり家族と過ごしたりする時間を大切にしてほしいと考えています。※くわしい理由は 「こどもの学び方改革」 をご覧ください。
- Q学校の宿題は見てもらえますか?
- A
その日の学びの一部として扱うことは可能です。
ただし、理解を優先して進めるため、宿題を必ず終わらせることはお約束できません。
また、内容を十分に理解できていない場合は、必要に応じて過去の学びに戻って確認します。
その場合は、宿題を進めるよりも、その過去の内容をしっかり理解することを優先します。
こども技研では、結果よりも「どのように考えるか」という過程を重視しています。
その点をご理解ください。
- Q先取り学習はしますか?
- A
行いません。
ただし、こどもの興味が発展し、未来で学ぶことに関わる疑問にまで進んだ場合には、その疑問にはしっかり応えます。
この「興味の発展」は学びの理想であり、その興味に応えることは大人の大切な務めだと考えています。
- Q算数と英語は毎回どちらも行いますか?
- A
固定していません。
時間で考えると基本的には算数が長めです。ただしその日の理解や様子に合わせて、柔軟に時間配分を変えています。
- Q得意な子・苦手な子でも対応できますか?
- A
はい。
つまずきやすい場所・深められる場所は一人ひとり違います。
無理な進度調整はせず、その子の理解に合わせて進めます。
- Q見学や体験はできますか?
- A
はい、可能です。
ガリレオでは、体験会という形でお子さまの様子を拝見し、学び方や雰囲気が合うかどうかを一緒に確認しています。
無理のない形で続けられるかを大切にしているため、単発の見学ではなく、この体験会での時間をお願いしています。
日時についてはこちらからご相談ください
知っておいていただきたいルール
こども技研では「基礎を大切にする」ことと同じくらい、「環境づくり」を大切にしています。
そのために各種ルールとマナーを設けています。
詳しくは「ルールとマナー」をご覧ください。
💰 料金と時間割
Galileo の料金と時間割については、専用ページにまとめています。
くわしくは下記をご覧ください。
参考資料
学習系の代表的な教室で「算数と英語2教科」を学ぶ際の比較を掲載しています。
どこが優れているかではなく、お子さまのタイプや目的に応じて合う形を見つけるための参考資料としてご覧ください。^^
| 項目 | Galileo | 学研 | 公文 |
|---|---|---|---|
| 月謝 | ¥8,000 (内訳:月謝6,000+月会費2,000) | ¥14,520〜 | ¥14,300(2教科) |
| 形式 | 少人数個別 | プリント進行 | プリント進行 |
| 時間/回 | 45分 | こどもによる | こどもによる |
| 回数/月 | 3回 | 8回 | 8回 |
| 日程 | フリー予約制 (翌月の希望日を予約) | 曜日固定 | 曜日固定 |
| 対話型 | ◎ | △ | △ |
| 家族割 | あり (2人目以降は月会費不要・入会金半額) | 入会金割引 | なし |
| 回数追加 | +2000円で1回追加可能 | なし | なし |
Galileoは英語も学ぶ教室ですが、こども技研では、小学生にとって最も大切なのは「日本語の力」だと考えています。
例えば・・・
ほんの少しだけ、何かを英語で考えてみてください。
ふだん通りに、頭の中で思考できますか?
難しかったのではないでしょうか。
このことからわかるように、言葉は、伝えるための道具であると同時に、考えるための道具でもあるのです。
だから、これから世界を広げていく子供の頃は、まず日本語を大切にして、しっかり身につけてほしい、とこども技研は考えます。
理系への道は、英語の論文を読むのが日常になることもありますが、それも「日本語の論理的な長文をきちんと理解できる能力」があってこそになります。
そのため、入所審査では「日本語の理解度」も確認しています。
これは、子どもたちが将来、自分で学び、自分で考え、世界を広げていくために欠かせない力だからです。
国語が苦手なら先に読書などで国語力をつけてください。英語はもう少し後からでも大丈夫です。
実際、TOIECでほぼ満点を取るような友人たちも、高校までは英語が苦手でした。英語は後からでも大丈夫です。
だからガリレオの英語は「中学校で困らないように」が目的です。それ以上ではありません。
まず、小中学生の間に「言葉と数字という大切な道具をつかいこなせるようにすること」
こども技研では言葉に対して、そう考えています。

■ 教室名の由来 – Galileo(ガリレオ)
Galileo(ガリレオ)は、木星探査機「ガリレオ」と科学の礎を築いた人物「ガリレオ・ガリレイ」、二つの名前からきています。
ガリレオ・ガリレイは、空を観察し、自分の目で確かめ、“地球は回っている” と、当時誰も言えなかったことを口にした人です。
その姿勢は、こども技研の学びの根本に流れる、
「自分で見て、自分で考える」
という精神そのものです。
そして、木星探査機ガリレオ。
ガリレオは、1995年に木星へ到達し、8年にわたって木星とその衛星を観測しました。
エウロパの地下に海がある可能性、イオの激しい火山活動、木星大気の詳細な構造など、数え切れないほどの発見をもたらしました。
探査機ガリレオの最後もまた、尊いものでした。
生命が存在するかもしれない衛星を汚染しないため、自ら木星の大気へ突入し、燃え尽きる形で役目を終えたのです。
ガリレオは燃え尽きるその直前まで、木星の姿を地球に送り続けました。
その最期まで「使命をまっとうする」姿勢に、深い感動を覚えた方も多いかったのです。
こども技研のGalileo は、“観察し、自分の頭で確かめ、真理を探求する” 姿勢、そして “最後まで使命をまっとうする探査機の姿”、その両方を象徴する名前です。
このクラスで育つ子どもたちが、自分の目で世界を捉え、自分の考えをつくり、迷った時には少し空を見上げるような、そんな学びを積み重ねてほしいと願っています。
こども技研は、「学びの楽しさと、一人で学ぶ方法を知るための場所」として作りました。
だから、こども技研としての理想の形は、「楽しさと学び方を習得して、早くこども技研を卒業する」ことです。
「どっちも身についたけど、ここにいると楽しいから続けたい」
そう思ってくれるようになれたら、うれしいです。
