【はじめてのChatGPT 3/8】ChatGPTと上手に話すコツ

 ChatGPTと初めて話してみると、思った以上に自然な会話ができて驚いた方も多いのではないでしょうか。

 ただ、もう少し工夫すれば、もっと的確で、自分にぴったりの返答を引き出すことができるようになります。

 この回では、ChatGPTと上手に話すためのちょっとしたコツをご紹介します。


💡 コツ1:目的をはっきり伝える

 ChatGPTは万能なようでいて、「何をしたいのか」が伝わらないと、答えもぼんやりしてしまいます。

 たとえば、「今日の晩ごはん、何がいいかな?」という聞き方もよいのですが、

→ 「冷蔵庫に卵とキャベツがあるんだけど、簡単に作れる晩ごはんはある?」

→ 「5歳の子が食べられる晩ごはんメニューを教えて」

 のように、条件や目的を加えるだけで、ぐっと使いやすくなります。


💡 コツ2:1つのことを1回に聞く

 複数のことを一度に聞くと、ChatGPTは答えをうまく整理できないことがあります。

×「今日の天気とおすすめの服装と、お弁当のおかずを教えて」

〇「今日の天気は?」「その天気に合う服装は?」「お弁当のおかずは?」

 小分けにして質問すると、ひとつひとつ丁寧に答えてくれるようになります。


💡 コツ3:返答に「続けて聞く」

 返答があいまいだったり、もう少し詳しく知りたいと思ったら、

→ 「もう少し詳しく教えて」

→ 「それを子ども向けに言いかえて」

→ 「箇条書きにして」

 といった風に、追加の指示をそのまま続けて伝えることができます。

 このように会話を重ねていくことで、自分の望む答えに近づいていきます。


💡 コツ4:言いかえや例をお願いしてみる

 ChatGPTの強みは、「いろいろな視点で言いかえてくれること」です。

→ 「もっとやさしい言葉で言いかえて」

→ 「例をつけて説明して」

→ 「子どもにもわかるようにして」

 と頼むことで、より理解しやすくなる答えが返ってきます。


💡 コツ5:試しながら慣れていく

 最初から完璧な質問をしようとしなくても大丈夫です。

 ChatGPTは、やりとりの中で少しずつこちらの意図を汲んでくれる柔軟さがあります。

 気軽に話しかけて、少しずつコツをつかんでいけば、それが「上手な使い方」につながっていきます。


🔗 次回の内容

 次は【4/8】「日常生活での活用アイデア」です。

 ChatGPTを暮らしの中でどう活かせるか、具体例を交えてご紹介します。

【初めてのChatGPT】シリーズ目次