“好奇心”から始まる、こども技研の入所試験です

 先日、初めての入所試験を行いました。

 試験といっても、能力でふるいにかけるためのものではなく、こども技研で行う理科的なものが好きかどうか、最低限必要な集中力を持っているかを見るものです。

 こども技研は、かなり“濃い”内容を扱う研究所です。
 研究員には、やってみたいことにとことん取り組む自由があります。
 だけど、一部の習い事のように、“わかった気になる”ような表面だけの楽しさで引きつけたり、飽きた子を引きとめたりはしません。

 引き止めないのは、こどもの時期は一瞬だからです。
 限られた期間だから、できるだけ興味がある、やってみたいことをやってほしいからです。
 こども技研のツールはある意味では玩具です。楽しそうなものなのです。
 だけど少し興味があるだけでは、すぐに飽きてしまうかもしれない。
 それでは、時間もお金ももったいなくなってしまうからです。

 さて、難しいことは置いておいて、試験はできるだけ楽しく進めたいのです。^^
 そんな思いを込めた今回の試験です。↓↓↓

 レゴテクニックを組み立てること!!!

 「えー!それが試験!?」と言われてしまいそうですが、これ、結構難しいんですよ。

 パーツの種類がたくさんあって、見分け方を間違えると先へ進みませんし、パーツも標準的なブロックと違うので繋ぎ方も様々で複雑です。

 それでもがんばって、無事出来上がると、とてもかっこいいPerseverance(パーサビアランス)になりました。
 こども技研に飾ります。
 外から見える場所におきますので見に来てくださいね!! (*^^*)


 こども技研に入る低学年の小学生は、最初にCuriosity(キュリオシティ)というグレードになります。

 Curiosityと名前の由来はNASAが開発した火星探査車です。
 ”車”というより、たくさんの計測機器を装備し、自立性を持った”地質学者ロボット”と言っていいと思います。

超ワクワクしませんか?!
しかもCuriosityの意味は「好奇心」!

 今回レゴで組み立てたPerseveranceは、Curiosityの後輩の火星探査車です。
 Perseveranceの意味は「忍耐強さ」、「不屈の努力」
 うわー・・・(^^;

 次回からプレ入所が始まりますが、こんなことも楽しく話そうかなと考えています。

なんとサスペンション付き!
段差があっても平行になるようになってるのです。
平常時はちょっと前傾姿勢。ホントに地面を調べている地質学者みたいです。
こども技研に飾っている Perseverance を窓から見たところです。
後ろの写真は、本物の Curiosity(NASAの火星探査車)です。