【こども技研の日常】2びょうと3びょうのあいだ

コーディーくんとiPad

 昨日のCuriosityのMHは、

  • 学校の宿題(算数と国語)
  • コーディーくんでロボットプログラミング
  • GPリーグで難しい論理パズルにチャレンジ!

をしました。

 自由時間でコーディーくんにいろんな動きができることがわかったので、次の段階として、

  • 課題を与えられる
  • その課題をクリアする動きを考える
  • その通りに動くプログラムを考える

ということをしました。

 また、課題クリアのためには、ある程度正確な移動距離の設定が必要なので、

  • 試行を繰り返して最適な移動時間の秒数をさがす

ことを、研究員が自分で気がついて行いました。

 小さな研究員が、楽しみながら試してみると、最適な移動時間の値は2秒では足りず、3秒では多すぎました。

 ここで所長は迷いました。
 研究員は小学2年生です。
 だけど小数を習うのは小学4年生です。
 「学校の勉強の先取りはしない」だけど「実際の体験からの先取りは気にせず行う」のが、こども技研の考え方です。
 だけど、さすがにまだ2桁の足し算を筆算ですることを習っている2年生の段階では、早すぎるかなと思いました。

 けれど、表情を見てみると「きちんとコーディーくんを動かしたい!」感がしっかりでていました。
 だから私は少数と小数点の説明を始めました。「画面を見て。”0”の隣に”.”があるでしょ」と。

 すると、1と2の間にも実は数字があることをうっすらと感じてくれました。
 小数点以下の桁を増やすとややこしいので、「1の次は1.1、その次は1.2だよ。じゃあ、その次は?」

 しっかり「1.3」という答えが返ってきました。

 コーディーくんは、その後、2秒から少しずつ長い距離を移動することを、何度も頑張りました!(*^^*)

 おそらく、小数の話だけを机上でしてもあまり興味はわかなかったと思います。
 だけど、体験の場で必要になったことで「知りたい!」と思い、スムーズに理解しようとし、理解できたのだと思います。

 こどもってすごい!
 わたしも毎日が勉強です。(^^)

 こんなことをしながら、約2時間があっと言う間に過ぎてしまうのでした。

追記

 こうした時の課題は、一般的な教室と違って既成の問題ではなく、私がその場で考えます。
 一人一人がその時点で必要なことを、必要なタイミングでふれあうことが大切、と考えるからです。

追記の追記

 1.9の次が、1.10(1てんじゅう)になったことはナイショです。
 とてもかわいいですよね!(*^^*)