カラスノエンドウにとまるヤブキリの幼虫がかわいいのです

 道端を歩いているとカラスノエンドウを見つけました。
 なぜかカラスノエンドウがあると気になるのです。サヤを笛にして遊んだ幼少の頃の思い出のせいかもしれません。

 「笛にはもうちょっと大きくないとなあ」と思いながら見ていると、小さなバッタを発見。さあどこにいるでしょう?

 見つかりました?真ん中あたりのカラスノエンドウの実の上です。

 近づいてみようと思ったら、すぐ横にもいました。こちらの方が近かったので、カメラを向けました。

 背中には1本の線、ヤブキリの赤ちゃんですね。

 ヤブキリはバッタ目キリギリス科のキリギリスのお友達?です。キリギリスだと、背中の線が2本になります。

 ゆっくりしていると、周りにはたくさんいることに気がつきました。

 一匹は高いところから何やら遠くを見ていました。
 まだ小さな赤ちゃんですが、なぜかかっこいいのです。なぜだ?

 どこかに近くで撮らせてくれそうなヤブキリはいないかなとさがしていると、草の枝にとまっている、少し大きな幼虫を見つけました。

 先の写真の幼虫よりも大きくて、少し甲冑のような雰囲気が出てきています。だけどむき出しのお腹がまだ子供です。

 もうちょっと寄らせてもらいました。
 あ、動いた。おどろかせてしまいました。ごめんね。
 こちらを見られているようです。気のせいか、ほんとにそうなのか。

 ぐいと、もう少し寄らせてもらいました。

 比較対象がないのでわかりづらいですが、全長はおおよそで1cmくらいです。とても小さいのです。

 こんな小さな命が、住宅地のアスファルト道路の横の、ほんの小さな草むらの中にたくさん存在します。

 だけどこの草むらは、住宅地のすぐそばなので、もう少しすると草刈りされてしまうでしょう。

 「早く大きくなって山へ行きよー」と心の中で話したのでした。