こども技研は、「自分の手でやってみる」を大切にした、ちいさな研究室のような場所です。
写真・Web・プログラミング・Mac活用など、ものづくりの世界を、こどももおとなも一緒に学べる環境として2025年にオープンしました。
教科書の先にある“なぜ?”を探したり、頭の中のアイデアをかたちにしてみたり。
ひとりひとりのペースを大切にしながら、「できた!」を積み重ねていく教室です。
研究室の様子




Access
📮675-1332 兵庫県小野市中町327-1-B101 MAP
小野市図書館前の道を南へ約1.2km。
ぱっくんえびなさん(お弁当屋さん。おいしい!)を東へ曲がって隣です。
駐車場は通り過ぎて建物横の2台です。

設備・機材

いろいろな楽しみを感じていただくために、可能な範囲で各種のプロフェッショナルも使えるレベルの機材を揃えています。
こどもたちも大人と同じものを使います。
初心者ほど、いい道具を使うべきです。
学びを楽しむために、良質な機材が手を貸してくれると考えています。
(こどもの部は所属ステージにより、使える機材に制限があります)
機材名・・・使用できるファーストラボのステージ
(大人のメンバーは全て使えます)
- Mac、WindowsPC ・・・Discovery, Endeavour, Voyager
- iPad ・・・Curiosity, Discovery, Endeavour, Voyager
- 各種アプリケーション(表計算、文書作成、エディタ、CAD、画像編集、動画編集、音楽制作) ・・・Discovery, Endeavour, Voyager
- プログラム作成環境 ・・・Discovery, Endeavour, Voyager
- フィールドワーク用機材
- STEM知育教材・・・Horizon, Curiosity, Discovery
- 電気、電子回路学習機器・・・Discovery, Endeavour, Voyager
- 各種プログラミングロボット・・・Discovery Act2, Endeavour
- PLC(工業用コンピューター)& FA機器・・・Endeavour, Voyager
- 各種工具(電気・電子・機械工作) ・・・Curiosity, Discovery, Endeavour, Voyager
- 製図版、製図道具 ・・・Curiosity, Discovery, Endeavour, Voyager
- 音響機材(ミキサー、マイク、レコーダー) ・・・Discovery Act2, Endeavour, Voyager
- 写真撮影機材(一眼レフ、フィールドカメラ、アクションカメラ)・・・Discovery Act2, Endeavour, Voyager
- 動画撮影機材(業務用ビデオレコーダー、一眼レフ、三脚等)・・・Endeavour, Voyager
- 写真用プリンター・・・Discovery Act2, Endeavour, Voyager
- 3Dプリンター・・・Discovery Act2, Endeavour, Voyager
- 楽器(キーボード、ギター、ベース)・・・Endeavour, Voyager
- 作業がしやすい広いデスク(学校の机は狭すぎます!)・・・Horizon, Curiosity, Discovery, Endeavour, Voyager
挨拶 – 学ぶことへの思い
すべての学問のスタートは好奇心から始まっていると思います。
好奇心を満たすために、観察し、推測し、考察し、実験し、判断する、こうしたことが学問の始まりだったのではないでしょうか。
学問というものは自らが自発的に行うものです。教わるもの、させられるものではありません。
ですが、今の学校教育では、子供たちが、自分の意思で、自分のペースで学ぶことはほぼ不可能です。
現代の子どもたちは、その持つものの多くを「学校の成績」というモノサシで計られてしまいます。
そのモノサシのために、学校も、指導される多くの児童・生徒たちも、学問の本当の楽しさと大切さを見失っている気がします。
自分が好きなことを自主的に学ぶことはとても楽しいことです。
自主的に学ぶことは、やらされることよりも、ずっと実り多いものです。
ひとつのことを、自分の意思でしっかり学ぶことができれば、他のことの学び方や楽しみ方もわかってくるのです。
体を動かすことが好きな子がスポーツを習うように、
音楽が好きな子が楽器を習うように、
乗りものや機械、花や虫など、理科系のことが好きな子供のために、学問を楽しむきっかけになる場所として、こども技研を創りました。
ひとりでも学ぶための方法と、学ぶことの楽しさを知ることは、目の前の成績のためだけでなく、その子の人生の幸せにつながると信じています。
これが、こども技研創立の強い思いです。
所長 安岡源蔵
Signature : FINDER
見つけるひと
プロフィール
・国立明石工業高等専門学校電気工学科(現 電気情報工学科)中退
・国立高知大学農学部栽培漁業学科(現 農林海洋科学部海洋資源科学科)卒業
・FA系、オープン系PG・SE・PL 約15年
・web系PG・SE・PL、webディレクター、フォトグラファー 約15年
資格
・農学士
・保育士
・放課後児童支援員
・赤十字救急法救急員
Special Thanks
ひとは、生きていく過程の分岐点で、いろいろな出会いがありますよね。
私は本が大好きで、本の神様がいると思っています。
本の神様は、本が好きな人をよく見ていて、その人の人生の中で、必要な本を必要なタイミングで、その人の手に触れるところに置いてくれるのです。
そんな出会いの中から、自然と科学のものから紹介します。
幼少期の私を自然科学好きに導いてくれた出会いの順に
学研の科学 学研
私が幼児の頃、母が「学研のおばちゃん」(学研の「科学」と「学習」を毎月各家庭に配達するパートさんのことをこう呼んでいました)でした。
折り目をつけたらあかんでと言われながら、せまい家の中で、そろーっと広げて写真を見た本が、私の理科への入り口でした。
母が学研のおばちゃんをやめた後も、そのまま私のために定期購読してくれました。
おもしろい読み物が、楽しい付録とともに毎月届くのは、当時の私にとって夢のようでした。
成績に直結することが求められる現在では、このような媒体はもうむずかしいのでしょうか。
私は学校は結果を競うものではなく、学び方を学ぶ場所だと考えています。
点数が支配する成績社会になり、こうした出版物が少なくなってしまったことがとても残念です。
理科の教科書 啓林館
小学校に入ってからは新しい理科の教科書を読むことがとても楽しみでした。
新年度の春に手に入れると、授業が始まるまでに家で完読していたと思います。
私の小学生時代の理科の教科書は啓林館でした。
啓林館さんの理科の教科書の写真を撮影させて頂くようになったことは深いご縁を感じます。

アドリブを許容してくださる啓林館様に深く感謝しています。
子供の科学 誠文堂新光社
夏休み、冬休みなどに、祖父のもとを訪れるといつも子供の科学がありました。
きっと私のために買ってくれていたのだと思います。
子供の科学は、どのページもわくわくすることでいっぱいでした。
読者投稿の発明コーナーなどもあり、自身でなにか作りたいなといっぱい感じさせてくれる雑誌でした。
大人になってからも技術書や電気系の趣味、そして図鑑など、誠文堂新光社さんはとても馴染みのある出版社です。一方的ですが。(笑)
これからも子どもたちの興味を掻き立てる本を出版してください。

ここにあげた「子供の科学」に加えて「National Geographic」と「Newton」は毎月定期購読しています。
研究員のこどもたちが読んでくれると嬉しいなあと思いながら。