こどもたちは研究員
自分の手ですることの「楽しさ」と「しんどさ」と「達成感」を伝えたい
・自発的であることを尊ぶこども技研では、こどもたちは研究員として所属します。
・研究員は、ミッションを自分で決めて、自分でそのミッションを遂行します。
・研究員には、そのミッションを達成するのに必要であろう環境が用意されます。
研究員は、多くの遊び要素を含んだミッションの中で
- 気付く力
- 考える力
- 決断する力
- 行動する力
- 聞く力
- 伝える力
を伸ばしていきます。
研究員には、国語や算数・数学の能力も必要です。いろんなことを楽しみながら、学校の勉強もついでに学んでしまいます。
・最初は自分でミッションを決めることは難しいと思います。そうしたときは大人が色々とミッションを思いつくためのヒントを与えます。
・状況によっては複数のミッションを提案して選んでもらいます。そうしたうちに、自ら「これやってみたい」となることを願います。
こどもたちを研究員として扱う理由
学校の勉強は、敷かれたレールの通りに目の前のことをこなしていくスタイルです。
学校では、児童・生徒であるこどもたちは、学校が決めた集団のためのスケジュールに則って、目の前のことをこなすことを強いられます。
だけど、こども技研では、こどもたちはずっと先を見てほしいのです。
そのずっと先の目標は与えられたものではなく、一人一人の興味と能力から、自分自身で「やってみたい、こうなりたい」と言うものであってほしいのです。
だから、こども技研ではこどもたちを研究員として扱います。
その目標は自分で願ったものだから、与えられたものよりも、こどもたちは自分の力で進もうとする気持ちが強くなります。
こどもたちに自立してほしい、色んなことを楽しんでほしい!そのためにこども技研では「こどもたちは研究員」です。
研究員成長のための基本方針
いわゆる塾とは全く違います
教えてもらって難しい問題が解決したとしても、それは、
- まやかしの達成感が身につくだけです。自分では壁を超えていないのです。
- そうすると、実力はついていないのに「実力がついた」気になってしまいます。
- 教えられることに慣れてしまうと「自分で調べること、考えること」を止めてしまいます。
- 自分ですることを止めると「すべて他の人に依存=他の人のせい」にしてしまいます。
- 他の人なんて変えられないのに、他の人のせいにしてしまうと、その人の成長は止まってしまいます。
- 社会に出ると「答えがわからないこと」を解決する必要があります。答えがわからないので、誰も教えてくれません。
- これらは、問題の解き方を教えているだけなのに、「わかった」「実力がついた」と錯覚させる教育現場によくあるケースです。その状態に慣れてしまった子たちは、大学や社会に入り、誰も教えてくれなくなる環境になると、自分では何もせずに、「教えてくれない」と言い訳をするだけになります。
こども技研が教えないのは、
- 「答えのない問いに自分なりの答えを見つけることができるひと」に育ってもらうためです。
- だから教えず一緒に考えます。
- 答えが出たら一緒に喜びます。素敵な答えだったら一緒に感動します。
- こどもたちに必要なのは、こどもたちの気持ちへの共感です
「自分の力で自分の道を進んでいくことの大切さと方法を伝えること」が大人の役目ではないかと、こども技研は考えています。
こども技研の大人が行うのは、
- こどもたちが成長するために「こどもたちが時を過ごす場所の環境を整えること」です
- その環境の中で、子どもたちが、
- 自主的に行動している時は「じっと見守ります」
- 行動できていない時は、
- 興味を持つものがない場合は「新しいチャンスを提案します」
- 集中力が持続していない時は「気分転換をします」
学校は先生がこどもたちの前でリードしますが、こども技研では後ろから見守ります。
歩みのペースは、大人が決めるペースではなく、こどもたち一人一人、自分のペースです。