研究員はミッションを通じて学びます
ミッションを通じて、
・チャレンジすることを楽しむこと
・失敗の先に成功があることを体感すること
・学ぶことは楽しいと感じてもらうこと
・独学の基本を知ること 等が目的です。
ミッション(課題)にはいろんな種類があります。調査だったり、実験だったり、表現だったり、習得だったり・・・その都度、こどもたちの実力を見ながら希望を聞いて相談し、こどもたちに自分のミッションを決めてもらいます。
『自分で自分の進む先を見据えること』も広い意味でのミッションです。
充実した時間のために
こども技研では、タブレット、パソコン、双眼鏡、実体顕微鏡、工具等、大人が使いたくなるレベルの質の良い機材を揃えています。気分転換や休憩時用の知育玩具もたくさんあります。
「触ってみたい!」、「楽しそう!」と言った気持ちは成長のスタート地点です。子どもたちの好奇心に良質なモノが力を貸してくれます。
プレミッションとミッション
こども技研では、
- 鍛錬により習得するものをプレミッション
- 理解を進めるもの、思考するものをミッション
で取り組みます。
プレミッション
こども技研に来たら最初はプレミッション、いわゆるウォーミングアップの時間です。
あまり楽しくない作業でもルーチンとして行うことができる習慣をつけるためでもあります。
小学校で要求される言語力と計算力は、大人になっても必要な大切なことです。
以下の2つに関してはプレミッションで時間をとります。
この2つが学校の進度にあわせてできるように、子供たちの必要の度合いに合わせてプレミッションの時間をとります。
語学力と計算力は慣れと蓄積です。身につけるために必要なのは経験の質と量なので、遅れてしまうとあとでしんどいです。
しんどくなると勉強が嫌いになってしまうから、プレミッションで本を読むことと数字を考えることを習慣にしたいのです。
ミッション
ミッションを通じて、チャレンジすることを楽しむこと、失敗の先に成功があることを体感すること、学ぶことは楽しいと感じてもらうこと、独学の基本を知ること等が目的です。
大まかな流れは、
です。
具体的には・・・
等を通して、
等を習得します。
ミッションの目的
子どもたちはミッションを試行錯誤しながら観察したり考えたりする力を養います。
最後には失敗の先にある成功を掴んで、自分で行動することの楽しさ、失敗した時の悔しさ、成功した時の達成感を感じてほしいと思います。
研究員にはミッションの結果報告の義務があります。
最初は言葉で、次に書類で。いろんなツールを使えるようになったらwebや動画での報告です。
これらを通じて、自分の考えを文章や図などで表現する方法を習得することと、人に伝えることの難しさ・大切さを感じてほしいと思います。
ミッションは身近なものや自然をテーマにして自分で決めてもらいます。
身の回りにあるミッションの中で、自分で何かをする力を養ってもらいたいと考えています。
最初はミッションを決めることが難しいと思います。その時はスタッフがサポートします。
だけどミッションをこなしていくうちに、何か新しい興味を見つけて、子どもたちは自分のミッションを見つけていくことでしょう。
ファイナルミッション
小さな研究員たちはいずれ退所する時が来ます。
退所する時に送る、こども技研からの最後のミッションは、
『幸せな人生を送ること』
です。
この一点において、こども技研は、一般的な塾とは創設の思想が全く異なります。
一般的な塾は「テストの点数という実をすぐに実らせること」を重視しますが、こども技研は「将来たくさんの実を実らせることができる大きな木が育つための広大な大地を耕すこと」を重視しています。
日々のミッションは、理科系のことが好きなこどもたちの、このファイナルミッションのためのものです。
そのために、こども技研の大人たちは、研究員との短い時間の中で、一人一人にあわせた何ができるのかを考え続けます。