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自然科学とIT技術を、楽しくゆったりと
こどももおとなも

こども技研

for children by Engineers

ふしぎだと思うこと これが科学の芽です。
よく観察してたしかめ そして考えること これが科学の茎です。
そして最後になぞがとける これが科学の花です。

朝永 振一郎 Shinichiro Tomonaga
物理学者 ノーベル物理学賞 1906〜1979

 

「教育」と言う名の大人のやさしい詰め込みのおかげで、自分の力で気づき、考え、判断することをやめ、大人が願っている結論を機械的に出す子供たちが増えました。

 その子供たちが大きくなり、社会人になっても他者に判断を委ね、自分の決断では行動できない大人が増えているのが今の時代です。


 たくさんの多様性(ディテール)を持つ自然の力を借りて、子供たちが本来持っている「好奇心」を健やかにのばし、集中力や思考力を育んでもらいたいのです。
 大人の押し付けではなく、子供たち自身の力で。

子供技研
内容
  • 遊びの中で考える
  • 自然と遊ぶ
  • 本を読む
  • 手を動かす
  • パソコンやICT機器とふれあう
  • 自分の考えを表現する
具体的な目標
  • 文章力(読解力、表現力)をつける
  • 論理的に考える習慣をつける
  • パソコンを使いこなす
  • webやインターネットを理解する
理想
  • いろいろなことに好奇心を持てるようになる
  • 好きなことに集中できるようになる
  • 自分で必要な情報を集めることができるようになる
  • 自分でしっかり考えることができるようになる
  • 自分で判断できるようになる
  • 自分で責任を持って行動するようになる
  • 以上を、楽しみながらできるようになる

こども技研は、自分たちの力で観察する考察する作るところです

 学校、塾、インターネットの世界など、現在の子どもたちはINPUTされる場所がいっぱいです。だけど本当に実力になるのはOUTPUTの作業です。

 こども技研は子どもたちに学び方を学ぶ場所を提供します。
 たくさん失敗して、どうすれば失敗しないようになるのかを学んでほしいのです。

 このチームのスタッフは現役のエンジニアのみです。
 自分の力で作業し、そして失敗することの大切さを知っています。
 ものをつくるということは、失敗を繰り返して過ちを取り除き、いいものに仕上げるということなのです。

 私たちスタッフは指導しません。
 教えるのではなく相談にのる立場です。手を引くのではなく、横に寄り添い一緒に歩きます。
 今まで企業で若い技術者を育成したように、道を示し、見守ります。
 自分の力で進むことが、実力をつけるための最短コースなのです。
 失敗の上に成功を見つけて、自分の力での達成感をあじわってほしいのです。

 現代では、事務、開発、研究、創造、いろんな分野でITツールを使いこなすことが欠かせません。
 こども技研では、観察すること、考察すること、まとめることなどに、使える場所には全てITツールを駆使します。
 受動的な学習というINPUT作業で学んだ気になるのではなく、パソコンを中心としたITツールを道具として使いこなし、自分の成果をOUTPUTできるようになることが目標です。

 子どもたちが自分たちで考える場所でありたい。
 ここは、こどものためのこども技研です、求めるのは成果ではなく成長です

ものづくり

プログラミング

 いろんなものを自分の力で作ります。工作的なものを作ったり、観察したことから想像したりまとめたりします。

 道端に綺麗な花が咲いていたら、ちょっと見てみます。写真を撮ってみます。パソコンに取り込んで拡大して見ます。新しい発見があったら、まとめてみます。子供たちが考えるミニ論文です。論文はpdfにしてもいいですし、ホームページにしてもいいでしょう。お父さんお母さんたちにも見て頂きたいのです。

 こども技研では、子供たちの感性でいろんなことに興味を持ってもらいたいと思います。
 こうした行動の中で、観察し考えをまとめる力をつけると同時に、PCなどツールも使いこなさせるようになってほしいと考えます。

 こうして子供たちの自主性を大きく尊重していると、思っても見ないなにかができるかもしれません。だけどなにもできないかもしれません。

 スタッフのすることは見守ることです。
 道が見えていないようなら道の作り方のヒントを伝えます。道は子供たちが自分で作らねば意味がないのです。
 人が用意してくれた道を進んでも身につくことは少ないのです。
 読んでおられるあなたが、なにかをつくった人であればこの言葉を理解頂けると信じています。

Note

大人に手伝ってもらってゴールしても、身につくことはまやかしの達成感のみです。
例えば、ロボットを大人の言う通りにつくって動かせても、それがなにになるのでしょう。

作り方がわかっているものを作ることは技術ではなく作業です。しかも教えてもらって作るなら、そこには論理的思考すらありません。
今の時代が必要としているのは、自分で作り方を見つけることができる人物です。

自分たちで「こうしたい」「どうすれば」と考えることが本当の力になります。
自分で決めて自分で考えれば、例え結果が形にならなくても努力は必ず本人の実力になります。

それは「観察する」「思考する」「決断する」という訓練を、自らの意思で行ったからです。
「自分で」、この一点をこども技研は大切にしたいのです。
これからの時代は創造できるということが大切な能力になります。ゼロから物を作る能力を身につける道に、近道はありません。

自然観察

 上の写真は秋桜です。名前がわかるから、咲いていると注意が向きます。
 では道端の雑草は?。
 まったく気に留められていないと思います。
 だけどそんな雑草にも名前があり、生命があります。

 知っていることに気がつくことは、たやすいのです。
 ですが知らないことにはなかなか気が付きません。

 知らないことに気がつくことはとても大切です。
 そのためには「集中力」「好奇心」が必要です。

 子供たちには、自然を通じて「知らないことがいっぱいある」「楽しいことがいっぱいある」と感じてもらいたいのです。わくわくした気持ちでいることができれば、好奇心が芽生え、集中力が身につきます。

 そして知識としての自然ではなく、体験するものの自然として接することができれば、
 読んだり聞いたりしただけの知識と経験したものの価値は全く違うことに気がつきます。

 自然環境の中は、子供たちにとって理想の学ぶ場だと思います。
 こども技研は真っ白な気持ちで自然とふれあうことを大切にします。

本を読む

 本を読むことはすべての学問の基本です。
 文章を正しく読む、正しく書くことができなければ、他の人とコミュニケーションはできません。

 文章を読むこと、書くことに労力が必要だと、その先になかなか進めません。
 文章を手足のように自由に操ることができるようになるのが理想だと思います。

 言葉はなによりも最初に必要な道具です。
 こども技研ではたくさんの文を読み、書く機会を作ります。

自分たちの力で作る場所
こども技研です

講師紹介
GENZO

 身近な自然と子供達の笑顔が好きな技術屋兼写真家です。技術屋としてはプログラムを書いたりwebを作ったりします。写真家として撮った写真は図鑑に載ったりします。小学校の理科の教科書の写真を撮り下ろしてたりもします。明るく楽しい時間が好きです。プロフィールはこちらをどうぞ。

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